清水良太郎 ランキング!

清水良太郎 もっとあなたの知らない世界 ~亡霊編~

この手の作品は結構見ているが、今年見た中では文句なしの最高傑作。

霊の描写もかなり生々しくて、規制の強い今の時代に良くここまで出来たもんだと脱帽。

昔、昼間のワイドショーでやってた「あなたの知らない世界」を思い出しました。

怖い物好きなら必見!!!! もっとあなたの知らない世界 ~亡霊編~ 関連情報

清水良太郎 森田実の一期一縁

ある日突然、マスコミから姿を消した政治評論家・森田実氏のエッセイ集。
氏の姿が茶の間から消えたのは、電通批判が原因だったという。

それが逆に、人間として信頼できる硬骨漢の証であると、私は思っていた。
実際に読んでみて、その期待は裏切られなかった。
いいものはいい、悪いものは悪い、と勇気を持って言い切れる、稀有な人物であると感じた。

第一章「平和について思うこと」で10話、第二章「素晴らしき出会い」で16話、計26話が収録されている。
あとがき部分の「発刊に寄せて」は、俳優の杉良太郎氏が書いている。

氏の人間性を象徴する印象的な話がある。
「怒鳴り合い」という話である。
ちょっとネタバレ注意だが、一つだけ紹介を許されたい。
森田氏が、出版社を退社して浪人中の若かりし日の話である。

当時の自民党幹事長・橋本登美三郎氏に、新設を予定する党の新聞社の中心者に、との話を持ちかけられた。
100億という潤沢な資金が準備され、具体的な計画もあり、あとは中心者の問題のみという段階で、著者に白羽の矢が立った。
ところが、森田氏は、「新聞社を性急に作っても意味がない」として堂々と持論を述べて断る。
橋本氏は、顔を真っ赤にしてカンカンに怒る。
しかし、森田氏は、一歩も引かず、議論は怒鳴り合いのようになった。

もう、「ご縁はなくなった」と思っていた二日後、橋本氏から墨痕鮮やかな達筆で速達が届く。
「先日は、じつに楽しい時間を過ごすことができた。非常に楽しいやりとりだった。痛快だ。
ああいうことを、ぜひ、また、やりたい。また、きてほしい」との手紙であった。

その後、森田氏は、評論活動を始めるのだが、「本気で腹を割って話せる人かどうか」判断する眼を、橋本氏との出会いから学んだのだという。
大きな人物どうしの、実にさわやかな「一期一縁」の話であった。

森田氏は、儒教的倫理観をバックボーンとした信念で、現場第一主義を貫く人である。
頭脳明晰な一方で、人間的に優れた人に対しては、一庶民であっても、尊敬の心で接する謙虚さも併せ持つ。
青年のような柔軟な心を忘れず、自ら非を認める度量の持ち主なので、歳を重ねられるごとに正義を見極める精度と情熱は、さらに高まっているように思える(ちょっと生意気な言い方ですみません)。

非常に心に残った言葉があったので、引用させていただきたい。
「金原明善、二階俊博氏のように、君子の三戒を守り抜いているリーダーは少なくない。政界でみればむしろ多数派である。しかし、政界を遠くから見ている人々には、そうは映らないようだ。残念なことである」(196ページ)

長年、真っ向から政治家と向き合ってきた森田氏の言だけに、希望がわく。
自らの、政治家に対するステレオタイプ的な基本認識を改めなければならないかもしれない。

この他、特に思い出に残った「『赤とんぼ』の歌」の話など、一話一話が、珠玉のような感動的な話である。 森田実の一期一縁 関連情報

清水良太郎 清水良太郎 カレンダー 2013年

良くんのファンなのでカレンダー買えてルンルン。 中身も顔面アップもありでドキドキ。 良くん毎年買うからね~! 清水良太郎 カレンダー 2013年 関連情報

清水良太郎 オールディーズ・バット・ゴールディーズ(2)~奥田民生セレクション

奥田民生セレクションの洋邦取り混ぜたコンピレーション。とにかく名曲揃い。清水健太郎の「帰らない」なんて「失恋レストラン」よりいい。

でも、そんなもの全部吹き飛ばしてしまうのが16曲目、杉良太郎の「君は人のために死ねるか」だ。この曲は杉良初の現代劇「大捜査線」の主題歌だった。民生のいたユニコーンが主題歌を担当したCX「夢で逢えたら」で「スナフキンズ」(ダウンタウン松本&ウンナン南原)
が歌っていた。大槻ケンヂはANNで紹介した際に「ピンクフロイドを超えた」と言い切ってしまった(いいのか?)。しかし、こんな説明はどうでもいい。スゴイ。もう筆舌尽くしがたい。

黙って、聴け!聴け!聴け!

追補:テイチクから出ているのは、新録音盤。ディスコアレンジになっていてこれもまたスゴイのですが、まずはオリジナルのソニー盤からどうぞ! オールディーズ・バット・ゴールディーズ(2)~奥田民生セレクション 関連情報

清水良太郎 古賀政男 究極カバー~永遠に歌い継ぐ古賀メロディー~

古賀メロディが、どれだけタンゴに変身したか興味があったが、思ったほどではなかった。戦前のことであれば、やむをえないことと思うが、現在の日本のタンゴ奏者に編曲してもらったほうが、もっとタンゴらしいものになると思うのだが。 古賀政男 究極カバー~永遠に歌い継ぐ古賀メロディー~ 関連情報