作品自体は昔の映画の方ができがよかったと思います。それにしても、堀北真希はますます美しい大人の女性になってきましたね。まさに日本一の清純派美人女優です。 幸福の黄色いハンカチ [DVD] 関連情報
この本の表紙を開いて、第一章、煎餅屋の娘、第二章料亭の小僧、
第三章瀬戸物屋の嫁。そして読み始めると、
日本橋、小伝馬町、人形町、浜町、誰が見たって時代物だと思います。
練馬署から日本橋警察署に転勤してこの街では新参者の加賀恭一郎。
小伝馬町での一人暮らしの女性殺人事件。
今回は殺人事件が解決する最終章まで加賀恭一郎は
人情者で凄くカッコヨカッタです。
うるうるきそうな場面も。
あらゆる場面が今回はケーキ屋に集まった。
思わず「繋がった〜」って呟いてしまった。
読み終えた時の清々しい感動が心の隅々に響いたストーリーでした。
新参者 関連情報
物語はあってないようなものですが、
それを補って余りあるジージャーの、
素晴らしく躍動する肉体アクションに尽きます。
というより、それをかっこよく魅せる為の映画です。
92分と短いので気軽に繰り返し観られます。
このDVDの特典映像は
●プラッチャヤー監督、ジージャー、阿部寛3人のインタビュー
●約8分のメイキング
●タイ版、日本版の予告編
で、非常にボリューム不足。
予告編で明らかに本編で使われていないアクションシーンが
映っていた為、未公開シーンはどうしても入れて欲しかった。
しかし、ジージャーのインタビューでの笑顔は癒されます。
チョコレート・ファイター [DVD] 関連情報
阿部さんの1ファンとして買った本ですが、読んでいくうちに阿部さんが『役者』という職業をどれほど大切に、誇りになさっているかを知り、
今まで軽い気持ちで阿部さんの演技を観ていた自分をはずかしく思ったほどでした。ちょうど読後にTVで放送された『trick2』を、
コメディながらも神妙に観たほどです。
俳優としても、人間としても成長を続けてこられた阿部さんの素晴らしさががヒシヒシと伝わってきます。
「本を読んだだけで・・・」と思われるかもしれませんが、一人の人間として阿部寛さんを尊敬した1冊です。
いつの日か、舞台『熱海殺人事件~モンテカルロ・イリュージョン』を観にいきたいと思いました。
アベちゃんの喜劇 (集英社be文庫) 関連情報
原作は読んでいませんが、評判だったので映画作品を観ました。
ローマの大浴場(テルマエ)の設計技師であるルシウス(阿部寛)は、斬新なアイデアが浮かばずスランプ気味。ある日大浴場で湯につかっていると溺れそうになり気がついてみれば、そこは現代日本の昭和の空気ただよう町の浴場。安部は、そこにいる人々(平たい顔の民族)をローマの奴隷だと思うが、一見チープに見えるもののその技術の高さに驚愕。すぐにワープで戻ると大浴場に富士山ならぬベスビオ火山の壁画を描いたり、風呂桶を導入(ケロリンまで再現!)、そしてフルーツ牛乳(ガラス容器ができそこないなのが細かい!)は大ウケとなり、その評判を聞いた時の皇帝ハドリアヌス(市村正親)に呼び出される。その後何度かワープを繰り返した安部ルシウスはどんどん手柄を立てて、ついにローマが苦戦を強いられている戦場へ赴くこととなった...
日本アカデミー賞の主演男優賞をとった阿部が語っていましたが、オーディションもなにもなく、この役ができるのは阿部しかいないと言われたそうです。日本人離れした体格と濃すぎる顔、日本に俳優は星の数ほどいれど、確かに彼以外にルシウスをやれるのは思い当たりません。阿部のせいではないですが、これは演技力が問われるような作品ではなので、主演男優賞というのはどうかなと思いますが、彼の存在感があってこそのテルマエ・ロマエという映画作品であることは異論をはさむ人は決していないでしょう。
いちばん笑えたのが、阿部が日本の風呂で学んだことをローマで実践するところで、ジャグジーバスを作ったのはいいけれど、裏で何人かの奴隷が必死で息を吹いているところ。電気があるというのはすごいことなんだなぁと感心してしまいました。
またワープの度に、謎のオペラ歌手が熱唱するのもおもしろいし、あんまりワープが多いのであわてる姿は舞台裏っぽくて爆笑しました。
ローマの撮影も決して安っぽい感じではなくスケール感をある程度演出するのに成功していると思います。外国人の俳優やエキストラもかなり多く使っているし、セットもCGもわるくないです。那須高原の北温泉がロケの多くに使われたようですが、広大な露天風呂や、山小屋のなかの風呂(巨大な天狗の面がいい)も映像に味があってとてもいいです。
役者さんですが、ヒロインに上戸彩ちゃんが出演しています。最初の町の浴場ではすっぴんだったのでわかりませんでしたが、OLの格好をしたあたりでわかりました。安部とじいちゃんたちの中で、若さと可愛さが光り輝いています。市村正親のハドリアヌスはさすが舞台俳優として外国ものの作品をこなしてきただけあって、安部とはまた別の意味で日本人離れした存在感を発揮いていてとてもよかったです。じいちゃん連中のなかでは山越修三さんがさすがのはまり役です。
北村一輝だけが、どうもしっくりきません。彼の「濃さ」はやはり日本人としての濃さであり、ローマ人という感じではないですね。
どうやら原作には、阿部が日本にワープするのはあるけれど、上戸彩ちゃんやじいちゃん軍団が「逆」ワープするという設定はなかったようです。だけど、それにより個人主義のヨーロッパ人と日本人の違いを浮き上がらせ、また日本人の良いところを際立たせていい気分にさせてもらい、最後に古代ローマ人と現代日本のじいちゃんと若い娘が一致団結するというどうかんがえてもありえないようなチームワークを見せてくれたわけで、結果的にはよかったんじゃないかと僕は思います。
また売れない漫画家だった上戸彩ちゃんがこの経験を通して大ヒット漫画「テルマエ・ロマエ」を描くというのも原作者ヤマザキマリへのリスペクトが効いていてほほえましく感じました。
テルマエ・ロマエ 通常盤 [DVD] 関連情報