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忍風カムイ外伝コンプリート DVD-BOX (全26話, 650分) 白土三平アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください]

『カムイ外伝』（原作：白土三平/赤目プロ）のアニメーション制作は、水原弘氏の主題歌を始めとして、城達也氏のナレーション、
声優（カムイ役：中田浩二氏）、作画スタッフ、どの仕事を採っても（原作コミック及び原作者をリスペクトした）贅沢な仕上がりである。

このアニメーション作品があることによって、いみじくも原作の厳しく美しい、その“作品世界”が更に拡がったのである。
本作『忍風カムイ外伝』のＤＶＤを観る度に、そのことを強く感じてしまう。

どの話（全26話）も、主人公“カムイ”の魅力に圧倒されます。
（*例の可笑しな実写版映画の様に変な展開をする物語では決してありませんので、ご安心下さい。）

『カムイ外伝』は、別個にある『カムイ伝』から分岐独立したスピン・オフ作品で“抜け忍カムイ”を主人公とした物語・・・
理不尽とも云える忍者社会に属してしまった主人公“カムイ”の苦悩。
“忍者社会”それは、掟に縛られた非情な世界である。掟を破った“抜け忍”には、ただ“死”の制裁があるのみ。
抜け忍となった“カムイ”に、次々と暗殺者（刺客）達が襲いかかって来る。
自分の編み出した「霞斬り」、「飯綱落とし」等の秘術を頼りに、「自由」を求めるカムイの孤独な逃亡の旅は続くのであった･･･。

この名作アニメーション『忍風カムイ外伝』（全話収録）のDVD、パッケージに拘らないのでしたら、この商品で十分であると思います。
国内生産のプレーヤーでは視聴出来ない様ですが、パソコンでは視聴が可能とのことです。忍風カムイ外伝コンプリート DVD-BOX (全26話, 650分) 白土三平アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください] 関連情報

忍風カムイ外伝 Vol.1 [DVD]

　今日もまた太陽は昇り、川は流れる。
　忍びの世界には何びとも犯すことの出来ない掟がある。
　その掟を破るものには、死、あるのみ。
　だが、ここに一人の男があった。
　太陽のきらめきも月光の聡明も一瞬、死の伴奏と変わるその定めを、
　自ら選び貫いてゆくもの、カムイ、忍者カムイ。

　うーん、いいナレーションだ。忍風カムイ外伝 Vol.1 [DVD] 関連情報

カムイ外伝-スガルの島- (ビッグコミックススペシャル)

「カムイ外伝」は白土三平の“娯楽作品”の最高傑作だと思います。白土入門には、有名な「カムイ伝」本編よりもむしろ、この「外伝」の方が向いてると思います。こちらから先に読んでも何の問題もなく楽しめます。「カムイ外伝」は短編もしくは中編群で構成されており、現行の文庫版で全12巻、旧ビッグコミックスでは全20巻が出版されています。また近年、「カムイ伝全集　決定版」としても刊行されました。

かなりの巻数があるが最後まで高いクオリティーを誇り、中でもこの「スガルの島」は、全話中で最も人気・評価の高い名作中の名作です。絵も迫力があり、「バガボンド」「シグルイ」「あずみ」といった、近年話題となった時代劇漫画のファンの人にも十二分にアピールし得る作品だと思います。映画の原作になったことで、こうして「スガルの島」のみ抜粋して刊行という形がとられています。

また、「カムイ外伝」は1960年代に連載された前期作品と、80年代に再開された後期作品に分かれます。分量は後期作品のほうが圧倒的に多い。同じタイトルのシリーズ作とはいえ、前期と後期ではテイストが全く違います。

この「スガルの島」は後期作品にあたるのですが、後期作品は1つの話に費やすページ数が多く、忍法やアクションよりもドラマ創りに重点が置かれています。絵は前期は漫画的な感じで、後期では線の多い劇画調の絵に変化しています。カムイ外伝-スガルの島- (ビッグコミックススペシャル) 関連情報

マッドシティ

二人用のゲームではありません。敵に捕まったヒロインをたった一人で助けにいく勧善懲悪なストーリーです。(ワニとかには罪はないんだろうけど)ですが、格闘アクションモード、横スクロール性ガンシューティングモード、カーアクションモードの三種類のゲームモードをこなす、飽きさせないつくりのゲームになってます。ガンシューティングモードは、銃弾の数が0になるとゲームオーバーします。むやみに撃ってると駄目。難易度は少し難しいが、頑張ればクリアできるかなというかんじ。ボリュームはそれほど大きくないので慣れれば一時間くらいでクリアできると思う。マッドシティ関連情報

これから50年、世界はトルコを中心に回る ― トルコ大躍進７つの理由

●昨年夏に出た前著『革命と独裁のアラブ』において、トルコが中東の盟主となるだろうと予測した著者は、本書ではトルコがすでに中東の盟主として揺るぎない地位を確立し、まもなく世界の盟主になるだろう、と大胆な予測を述べている。なぜそうなるのか、その理由を挙げたのが本書の1章から7章までの章立てとなっている。
●人口が7500万人のトルコは29歳以下の若者が何と全人口の約半分を占めるということも本書で初めて知った。昨年7月時点の失業率は9・1％、2017年までのＧＤＰ成長率の予測は6・7％、しかも「ボスポラス海峡横断トンネル」（2004〜2012）の開通や「第2ボスポラス海峡」の開鑿（2014〜2023）によるインフラの大幅な改善と整備が見込まれていて、今まさに一大飛躍を遂げようとする前夜にあることが納得できる。
●トルコはかつて欧亜にまたがるオスマン帝国として現在の共産主義支那を上回る広大な領土に住む多くの民族を1299年から1922年までの600年以上にわたって統治した経験をもつ。オスマン帝国は覇権大国としては珍しく比較的に公正な統治を行なったという評価が高いが、著者によれば、その統治を支えた「校正」と「奉仕」のイスラムの教えは現代トルコを率いる4人の指導者にも骨の髄まで染み込んでいるはずだ、という。エルドアン首相、ギュル大統領、ダウトゥール外相についての紹介は簡潔で分かりやすい。それに「ギュレン・ムーブメント」（ギュレン運動）を創始したフェットーラ・ギュレン（1941〜）の思想・業績が、本人と著者が会見した時のエピソードも含めて紹介されているが、これは本邦初の貴重な報告ではないかと思われる。
●トルコと日本の親密さには何か特別のものがあって、明治23年のエルトゥールル号遭難事件や、イラン・イラク戦争中の1985年にイラン在住の邦人二百数十名を救出してくれたトルコ航空機の例を挙げるまでもなく多くの人々が経験するところであるが、著者はその理由を祖先が同じだからではないか、と述べている。その共通の祖先とは、6西紀中葉に支配民族柔然を倒して建国し8西紀にかけて歴代支那王朝に対峙したトルコ系遊牧騎馬民族「突厥」である。突厥が日本の祖先だと聞けば、唐突の感を抱く人も多いだろうが、建築家渡辺豊和『扶桑国王蘇我一族の真実』や栗本慎一郎『シリウスの都飛鳥』『シルクロードの経済人類学』などの所説を踏まえて考えると、興味深い提言である。さらには、トルコ系諸民族やモンゴル系民族を包摂する「ツラン民族」「ツラン語族」というより広範な考えを授用すると、トルコと日本の親密さの理由が腑に落ちる感じがする。著者は「ツラン」についてはさらりとごく簡単に触れているだけだが、現代と将来のトルコを語ってツランに触れた点を高く評価したい。
●日本が為すべきこととして著者が提言している諸点も、大いに賛成できるものである。政治的あるいは経済的な関係の強化は勿論だが、さりげなく触れられた次の具体的な提言も大事で、すぐにも実現するよう関係者の努力をお願いしたいものだ。'@成田空港にイスラム教徒用の礼拝室を作る。'A1000人以上の選手を擁するトルコ女子サッカーチームと「なでしこジャパン」のサッカー交流。著者は述べていないが、トルコ出身の相撲取りが活躍することはトルコ大好きな私の永年の夢である。
●先の3・11東日本大震災に際してトルコがいち早く援助に駆けつけてくれたことも著者は忘れていない。翌々日の3月13日午前中に成田に到着、翌14日に被災地に入り、何が必要とされているか調査して、17日にはトルコに帰国、募金を呼掛けると数日間で2000万円近い義援金が集まった。それで毛布・米・油・卵・菓子・粉ミルク・紙おむつなどすぐにも必要な物資を買いそろえてトルコは被災地に届けてくれた、と紹介されている。
●こればかりでなく、胸に残る感動的なエピソードも数多い。何はともあれ、ぜひとも、すぐに一読を奨めたい本である。これから50年、世界はトルコを中心に回る ― トルコ大躍進７つの理由関連情報

長井健太郎ランキング！

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