陽だまりの樹 ランキング!

陽だまりの樹 陽だまりの樹 (3) (小学館文庫)

<主題・副題> 幕末~明治 生命と医学(ややフィクション)
<ネタとして> 曽祖父の伝記

 第2巻に引き続き話は展開。
 万次郎はハリスやヒュースケンの信頼を厚くし武士らしい、義理の人間として生き抜いている。
 
 一方、良庵は人情の人として、「医は仁術」とばかりに生きてゆきます。そして適塾(大阪)から江戸表に戻り、いよいよ父良仙の下種痘所開設に励もうとするのでした。 陽だまりの樹 (3) (小学館文庫) 関連情報

陽だまりの樹 陽だまりの樹 (1) (小学館文庫)

秀作であり薦めることのできる作品ではあるのだが、決してわかりやすい娯楽作品ではない。とくに物語の冒頭は義務教育で習う日本史以上の予備知識がないとチンプンカンプンだろうし、外人のセリフが片仮名で書かれていて読みにくかったりもする。登場人物も物語の中心以外の人物(時代背景を描写するための人物)がやたら多い。

主な舞台は幕末の江戸。話の中心となるのは普段はチャランポランの若い医者(著者の曽祖父らしい)と愚直で不器用な下級武士の青年。歴史の表舞台の人物ではなく一般庶民と支配階級の中間の人たちに焦点をあてながら激動の時代を描写している。物語の序盤で語られる「陽だまりの樹」の意味や物語の終わり近くの主人公(武士の方)の言葉が長い物語を通して一貫したテーマになっており、現在でも、たぶん100年後でも、共感を覚える人は多いだろう。エリートとバカを兼業しているような人にとっては脳を激しく揺さぶられる内容だと思う。当時の江戸の描写も(どこまで史実に忠実なのかは知らないが)読んでいてリアリティを感じさせるものだった。 陽だまりの樹 (1) (小学館文庫) 関連情報

陽だまりの樹 陽だまりの樹 1

この作品は家の倉庫から発見して一日で読み切ってしまったかとを覚えています。まずそのストーリ展開に引き付けられる。江戸の末期から明治の移り変わりへとを描きその中に生きた男たちの人生を描く、もう文句のつけ用が無く面白いです。(専門家?のような人にいわせたらどうか分からないが)歴史で習う有名人も多く出ててきて歴史ものとしても十分読めますし、主人公が坊ちゃんの主人公のに似ているところがなんとも憎めない。男の信念がじわじわ染み出てくる。
本当に優れた作品です。またぜひこのあと明治を背景にしたシュマリも読んでみるといいとおもいます。 陽だまりの樹 1 関連情報

陽だまりの樹 S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーフォーゼ モジュールセット02

ピンと張った状態じゃなければ、パラシュートが開いているようには見えません。また、膨らんだ状態以外は再現できない点もどうかと思います。とはいえ、現在では大抵のショップで売値が千円を切っていますので、この値段なら十分にお買い得だと思います。(…私は発売日に二千円で買いましたが) S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーフォーゼ モジュールセット02 関連情報

陽だまりの樹 陽だまりの樹(九) [DVD]

 手塚治虫が自身の先祖を通して江戸時代末期を描いた作品の、アニメーションの最終巻です。始めのうちは手塚の先祖を中心とした幕末の西洋医学史という感じでしたが、徐々にもう一人の主人公である伊武谷を通して見る徳川幕府の最後を描いている、という感じになりました。
 時代の変わり目には、その変化に乗って生きていける人間と、変化を受け留めきれずに自分の慣れ親しんだ生き方に殉じていく人間がいるようです。どちらが正しいというわけではないでしょうが、300年あるいはそれ以上続いていた武士の世の中が滅んでいくことを受け入れることが出来なかった人たちは多くいたのだろうと思います。そんな武士の一人が伊武谷だったのだと、しみじみと思わせてくれる最終話でした。
 また、何度も見返したくなる作品です。やはり手塚の原作の力によるものなのでしょうか。 陽だまりの樹(九) [DVD] 関連情報



人気動画!