憂國 [DVD]
いやあ、驚きました。未来永劫に渡って国内発売は不可能と
思っていただけに。ただ、アングラ界ではビデオが出回って
いたので、観てる人は観てる作品ではあります(映像もそんなに
悪くはなかった)。あと右○系の会合でも上映されてましたね。
まあ、そんな状況下でしか観れなかったので、正直かなり驚い
ておりますが、伝説でなくなってしまうのもちょっと淋しいかも。
でも切腹のシーンは、その後実際に切腹をした彼の行動と合わせて
みると、背筋が凍りつき考えさせられます。「MISHIMA」も
そろそろ国内版が出たりして・・・?
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花ざかりの森・憂国―自選短編集 (新潮文庫)
主に若き日の三島の才能がほとばしってます。これでもか、これでもか、と言うほど、彼の才能・感受性が、ほとばしっています。何かの本に、小林秀雄との対談で、小林「君は自分の才能にしか興味がなかっただろう」三島「はい」と言う場面がありました。それを裏付けて余りある作品です。百聞は一見(一読?)にしかず。ぜひ読んで、存分に息を飲んでください。
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海難1890 [Blu-ray]
歴史街道や鈴木杏樹さんのラジオ等で、度々紹介された話で、知る人ぞ知る語りもの。和歌山県串本町沖にて、帰国の途についたトルコ使節団を載せた船が暴風雨により、座礁、沈没。串本町の皆さんが総出で、救助、介抱を行ったとか。それから百年後。今度は、中東で、日本がトルコから恩返しを受けます。最初、トルコ航空機は、トルコの民を乗せる予定だったが、日本政府も民間?航空会社も手を差し伸べない中、恩返しとばかりに、日本人を乗せて、飛び立ちます。そして、乗れなかったトルコの民は、恩返しだからと、陸路にて、トルコへと避難します。幾年か前の、「国際バラとガーデニングショー」にて、日本、トルコの友情を記念したバラ「エルトゥールル」が発表公開されました。深紅のバラで、光沢感があり、とても美しい。地元串本町では、毎年慰霊祭を実施。
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杉原千畝 スギハラチウネ Blu-ray通常版
戦時中、日本にもこれほどの外交官がいたことを誇りに思う。やはり、真理を全うするためには、杉原のようにいかに法を解釈して、戦争の悲劇に抵抗するかを命がけで実行するしかないのだろう。戦中戦後の彼に対する、冷たさと、さらにその後の名誉回復と、その波乱の人生に感動する。世の役人たちは、杉原の爪の垢でも煎じて呑むべきである。
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海難1890 [DVD]
2つの「誇り高き国民」の知られざる友情。知らなかったのは自分くらいかもですが。。。トルコが親日的ときいたことはありました。1890年、日本に来たトルコ使節船が台風による海難に遭う。その際、日本の漁村の人々が献身的に救助した事実。このことを、トルコでは今もって学校の道徳の授業で語り継いでいるのだそうです。本作は当時の村長の記録文書から忠実に再現したそうです。ひととして崇高でたましいのこもった漁村の人々の行動に、日本人として誇りを感じずにはおれませんでした。そして映画後半は何と90年の時空を経て、イラン‐イラク戦争の際のトルコ人の「恩返し」。当時日本政府は全く無策で、航空会社も腰が引けて何もできなかった。世界で唯一、孤立無援となり取り残された日本人に、「彼ら」がみせた感動的な行動。映画は想像する方向へとすすむのですが、この史実を知らなかった自分は、胸がかきむしられるような感動を覚えました。歴史的事実が与えてくれる感動。これは美談の次元を超えた、ぜひ語り継いでいくべき、二つの信義厚く、誇り高い国民の友情の実話です。日本では必ずしも周知されていない、しかし感動的な史実。久々にたましいを揺さぶられるような思いで映画館を出ました。映画ファンだけでなく、すべての日本人にお勧めしたいです。星5つです。
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