ヤッターマン “てんこ盛りブルーレイ” [Blu-ray]
引き出しの多い三池監督が、クローズZERO IIと前後して世に送った問題作?
というか誰もが知っている人気アニメを題材を、ここまでイメージを損なわず映像化してくれた事に素直にカンドー。
あまりにもベタすぎてニヤニヤが止まりません。
キャスティングもマッチしていて違和感無く見られます。
オリジナルの声優も特別出演していたり、ドクロベエも滝口ボイスと言う所がぶれていないからというのもあります。
あとはやはり、実写版3バカトリオがハマり過ぎ。特に深キョンのドロンジョ様は近年で一番のキャラかも。
日本で実写化されて良かった作品です。
(ちょっと大人向けの下ネタが多い気がしますけど)
歌だ!祭りだ!‾BS-TBSサマーパーティーin赤坂BLITZ!ファン感謝祭歌謡祭‾ [DVD]
「BS-TBS」(旧BS-i)で放送されていた(またはされている)「東京少女」「恋する日曜日」「ケータイ刑事」「セブンティーン学園」のキャストによる(一部はカバー)、番組テーマソングを、往年の音楽番組「ザ・ベストテン」をもじった「ザ・ベストセブンティーン」として、カウントダウン形式で紹介するものです。
歌の合間には、各番組の思い出話などが挿入されたりしますが、はっきり言って、これらの番組を知らない人には、歌っていた歌も、話している内容が、ドラマの何を指しているものなのかも、わからないという欠点があります。
ゆえに、すべての番組を見て知っていないと、充分にその内容を楽しむことができないであろうということで、星をひとつ減らしました。
また、撮影の仕方も引きが多く、臨場感に欠けています。(ライブならではのミスも当日いくつか散見しましたが、それも見事に編集されていました)
同時収録の「ケータイ刑事銭形命」舞台版の完全版は、テレビ放送の12話ではカットされてしまったシーンが復活していますので、全体を知りたい方にとっては、いいでしょう。(ただし、こちらも当日2公演行われたものを上手に繋いであります)
ヤッターマン “てんこ盛りDVD”
何で今頃になってヤッターマン?と夫が言ってました。やっぱりCG全盛の現在満を持した、という事でしょうか? 良かった点 生瀬さんのボヤッキーがなりきり度100点。 ケンドーコバヤシさんのトンズラーが友情に厚い ドロンボーの声優の小原さんとたてかべさん出演 オリジナルを入れた事で意外性がでた イマイチな点 主役であるヤッターマン1号と2号がオリジナルのイメージとかけ離れている (決して櫻井さんと福田さんが悪いとは言いません)まぁ他の誰が良かったかと聞かれても特に思いあたらないのですが、やっぱり私のヤッターマンのイメージは女の人が声優だったオリジナルのヤッターマンなんですよね。アイちゃんもなんかアニメに対して大人っぽい感じ。 ドロンボーの声優で八奈見さんだけ出なかった事(スケジュールの都合とか?) 深田さんのドロンジョ様は品が良すぎ。もう少し、ワイルドさが欲しかった。 なんだかんだ勝手言いましたが、DVD購入してたまに楽しんでます。やっぱりファミリー向けというより、オリジナルのアニメファンがターゲットでしょうか?子供が観るにはエロいシーンがありますので。
たけくらべ (SDP Bunko)
個人的に樋口一葉には興味があって、これまで原文小説、現代訳小説を読みましたが、やはり「言葉の壁」は乗り越えがたく、読解力の無さのために作品の良さがなかなか分かりませんでした。
そんな時に山田せいこの漫画版(まんが文庫シリーズ)に出会い、ようやく、時代背景というかニュアンスが伝わりました。
現代のように情報がなかなか伝わらなかった時代の、初恋のもどかしさが上手く表現出来ていたと思います。
考えてみれば、自分の少年時代ですら携帯電話やインターネットなど無くて、電話をして連絡を取ることも、手紙を出す事も、自分の家族や相手の家族の壁があったりしてなかなか思うようにならなかったわけなので、この時代であればなおさらであったと思うし、花魁である姉の実態を知らずにいたという摩訶不思議な状況も、そう考えれば自然な事なのでしょう。
この作品を漫画にするためには、原作に対するかなりの読解力が必要だと思うし、相当の努力をされたのではと思います。
絵も上手く、いくつかのシーンでは鳥肌が立つような絵もありました。
後半になるにつれどんどん良くなってきたので近いうちにメジャーな漫画家になるのではないでしょうか。
とにかく、樋口一葉を知る第一歩としてはベストではないかと思います。