Vanitas: Designs
日々服を着る。ただ単純な繰り返しな様だがイタリアン、特にヴェルサーチを身に付けるようになってから服に対する考え方が本当にコペルニクス的に変化しました。有名なグレカ模様・メデューサといったファクターを上手く織り交ぜながら彼と彼の妹ドナッテラが作り出す服は本当に素晴らしいです。
そういう物を作り出せる人間。その発想を掴む一冊です。
Rock and Royalty
1997年7月ジャンニ・ヴェルサーチは銃殺という非業の死をとげる。この本はその年に出版された彼の服を身にまとうロック・ミュージシャン達の本で彼らとの共著の形になっている。そのクライアントたるや淙々たるメンバーでエルトン・ジョン、ボン・ジョビ、マドンナ、スティング、テイナ・ターナーである。そしてダイアナ妃の名がクレジットされ後はざっと有名なフォトグラファーが並ぶ。
1991年の10月18日から12月8日には、神戸市立博物館において日本におけるジャンニ・ヴェルサーチの芸術としての初めての認知とも言える『ジャンニ・ヴェルサーチ衣装文化展』が行われている。この段階でジャンニは他のデザイナーとは格が違うことを見せつけたというべきだろう。(実はこの時のカタログが全ての本の中で一番素晴らしい!!!)
既に『メデューサ』に代表される彼の作品を象徴するファクターは全て完成していて、実に中身のある見ごたえたくさんの本に仕上がっている。彼の服を着るロック・ミュージシャン達を撮る写真家もアーヴイング・ペン、ヘルムート・ニュートン、リチャード・アヴェドン、ジャンパウロ・バルビエーリ、ハーブ・リッツと大御所がずらりと並び、ポスター画もアントニオ・ロペス(この人の画風って荒木飛呂彦に似てるなぁ)、ウェルナー、ブルース・ウェーバー、タイェンと凄い人ばかりである。
彼の作る服は間違いなくこういったビジュアルの巨人・ロックの重鎮たちを引きつけて離さない引力を持っていた。ジャンニの芸術を知るに不可欠な一冊である。
ヴェルサーチマンオーフレッシュ30mlオードトワレスプレー[ジャンニベルサーチ][GIANNI VERSACE]
香水なので、人それぞれですが…私は大好きです。最初は見た目とブランドで通販で購入しましたが、使用してみて一発で気に入りました。商品説明にあったとおり、甘すぎる香りでもなく、「The男物の香水」というような香りでも無いです。香水をスプレーした直後は柑橘類の皮を絞ったような爽やかな香りが全面的にします。1〜2時間すると柑橘類の香りは落ち着き、上品な甘めな香りがしてきます。全体的にクドくないのが特徴的です。もし、テスターが置いてある店に行ったなら試してみることをオススメします。