理系なら知っておきたい化学の基本ノート 物理化学編
高校→大学の橋渡しの内容です。ある程度知識がある大学生には簡単な内容なのもしれませんが、大学生になったけれど化学がチンプンカンプンでヤバいとか、化学が大得意で、国立医学部など難関大学を志望していて、さらに上を目指したい・仕組みを理解したい受験生に最適。痒いところに手が届く。イラストも可愛くてわかりやすいので理解の助けになる。
人生がときめく片づけの魔法
収納スペースが足りないわけではないのに
それでもあふれる服、服、服…
そのほとんどが、もう何年も着ていない服。
あちこちのドアや部屋中の鴨居にハンガーでかかる服の数々に
何度「減らす!」と決意したことでしょう。
結果、減らすことができたのはほんの数枚。
大勢に影響は無く、相変わらずあふれる服…
そんな私でも、劇的に減らせました!
決定的だったのは、今までの私は服を減らそうとする時、
クローゼットの中を見て、捨てる服を決めようとしていましたが、
こんまりさんのポイントは、服でも本でも、「まず全てを出す」こと。
そして「ときめく物だけを戻す」こと。
つまり「捨てる物を選ぶ」のではなく「残す物を選ぶ」、
これだけのことだったのです。
それがこんなに劇的な違いを生むとは、驚きです。まさにマジック!
こんまりさんの経験談としていろいろな失笑エピソードも書かれていますが、
そのほとんどが私にも当てはまり、笑ってしまいました。
「タグの付いたまま保管されている服」、
「ケータイの空箱&説明書」、
「パソコンの空箱」、
「歯ブラシやラップの大量ストック」、
「何年も前にもらった化粧品サンプル」、
「買ったまま未開封のストッキング・タイツ」、
「何に使うのかわからないコード類」、
(とっくに本体は捨てているのにコードだけ残っていたものも!)
「とっくに保証期間の過ぎた電化製品の保証書&説明書」、
「洋服の予備ボタン」
(これまた、とっくに無い服の予備ボタンも出てきました)
「過去7年に2回だけ使ったお客用布団」、
「数年前に終わった銀行通帳」、
「学生時代の成績表」……
これらを潔く捨てた時の爽快感!
おおげさですが、人生が変わりそうな予感すら感じました。
ただ、一点だけ残念だったのが、イラストが全く無いこと。
服のたたみ方などは説明文だけではなくイラストが欲しかった。
でも、これは些細なことです。
とにかく、こんまりマジックに触れてみてください。
きっと減らせます!
(こんまりさんのブログでBEFORE⇒AFTERの写真が見られます。
…スゴい!の一言です)
政治家の殺し方
物事を変えるという事 は大なり小なり反対や拒絶を伴うが、政治の世界においては、真っ向勝負の反対ではなく、その知名度を逆手に取り、事実無根の内容を世間に垂れ流す事で決定的なダメージを与えるという現実があるという事がよくわかった。
この現実を許しているのも、改善していけるのも、それは私達の意識や既存メディアに対する姿勢ではないかと感じた。
今は情報技術が発達し、本当に色々な視点の情報が昔より得やすくなっている。海外からみた日本はどうなのか?といった点で日本の常識は世界の非常識という事もある。
皆の意識が少しずつ変わっていく事で何かが変わってくるはずだ。
エピソードの中に清濁併せ飲むと、濁濁になると書かれていたのは中田さんらしいなと感じた。
これからもますます活躍して欲しい。
読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)
「誰でもわかる日本史」的な本が多数あり、それらの中では、強い傾向性のある井澤さんの本を除いていえば、自分の考え・捉え方がハッキリしている点で好感を持ちました。というか、教科書の抜粋みたいな本が多すぎるのでは?と思っていました。
軍隊を持たないのは日本だけ、の件は確かに筆が滑っている感がありますが、コスタリカについても、徴兵制度があること、国家警備隊があること等から、これを持って反証とは言い切れないのでは。むしろ、自衛隊はどうなの?という切り口のほうが実質的には意味があると思います。
そういう傷を抜きにして言えば、各時代のポイントが端的に、でもわかりやすくする観点では結構詳しく、書かれている点ではかなり優れていると思います。例えば鎌倉時代。源氏から北条への変遷を、政子の逸話だけでなく書き込んでいる点など、かなり良いと思いますが。
ハワイとフラの歴史物語―踊る東大助教授が教えてくれた (素敵なフラスタイル選書)
『素敵なフラスタイル』に連載された、エッセイに書下ろしを加えたもの。
非常に読みやすいソフトな語り口だが、単なる観光地としてのハワイでない、もう一歩踏み込んだ文化への一歩となる本だ。
特に、ナサナエル・エマーソンについての記述は詳しく、興味深い。
是非もっと深く突っ込んだ一冊を期待したく思う。
ハワイアンに心地よい文章ながら安っぽくならず、細かく取材したレポートから、諸々雑感など、作者のハワイへの愛を感じる一作。