Boy's Life
たまたま駅前の古本屋の店頭に積まれていたペーパーバックの山の中から見つけた一冊でしたが、これがどうしてなかなか、面白いのなんのって。わずか一年の間に主人公の少年の身に起こった怪事件の顛末を、時にユーモアをまじえ、時に幻想をまじえながら描いた長編小説です。
誰しも少年時代には世の中が、大人の理屈では割り切れないような不可思議な姿を伴って見えるものです。そんな自分自身のあの頃を思い出しながら、ぐいぐい引き込まれて一気に読み通しました。年の初めに起こった事件がその年の終わりに解き明かされていくのですが、その間に少年が一歩大人へと近づいていく姿に読み手は自らを重ねていくことができます。
主人公の少年が大人になって故郷を再訪する場面が描かれている最終章はなかなか粋ですよ。
McCammonの書く英語はとても平易です。この本は600頁近くありますが、ペーパーバック初心者でも臆することなく挑戦できます。なお、もう一冊McCammonの小説を英語で読んでみたいというかたには「Mine」を強くお勧めします。
イツクシミ
今までに無い'1
今度は女性ボーカリストを
迎えてのアルバムなので、
「聞きながら歌える」という
楽しみがあります。
ファン層の広さも意識しての
ボーカリストチョイスかな、と思いました。
今までにない'2
古川さんの「地平を航る風に」
エンジン音から始まってる?
ベースもロックっぽい!
古武道版 クロスオーバーですね!
うれしい意外性です。
今までにない'3
チェーザレ・ピッコさん作曲
HOPE AT SUNRISE
道山さん作曲かと
思いました(@.@) 音楽界のドナルドキーンさん?
ってくらい、日本を理解して
作曲されてるんじゃないかと。
日本人の心に沁みやすい。
フクシ伝説 うちのとーちゃんは三冠王だぞ!
フクシ君のキャラを生かした「お笑い本」としてもイケてますが、あのマスコミ嫌いの落合博満監督が、父子対談や落合家による人生相談で赤裸々に様々な本音をたくさん語っているのにビックリ。
中日ファンや落合ファンはもちろん、これまで否定的な見方をしていた人も、ちょっと意外な感じを受けると思います。フクシ君本人は浮世離れしてぶっ飛んでますが、どこか人なつっこく、憎めないキャラですね。彼は今後どうなるのでしょう?
リトル・ダンサー BILLY ELLIOT [DVD]
見終わったあと、ほとんどの人がハッピーになれると思う。
でもそれは、この映画が始終ハッピーハッピーだからではなく、
辛くて、苦しくて、悲しくて、
社会にも自分自身にも憤っていて、
そんな欲求不満を持ちながら暮らしている
ビリーの家族や町の人たちの中に、
優しさや思いやり、月並みだけれど
自己犠牲があるからだと思う。
特に、息子の体にあふれるバレエへの才能を目の当たりにし、
自分の誇りを投げ捨ててまで、
ロンドンへの旅費を作ろうとする父親と、
そんな父さんを抱きしめてプライドを守らせ、
弟の夢の実現へと手を取り協力しようという兄の姿に
涙が止まらなかった。
すぐにビリーの才能を見抜くチェーンスモーカーの先生や、
自分がゲイであることに目覚めつつある親友など、
周りの人たちも丁寧に書き込まれている。
人生は辛い、
でもビリーはそんな町の中で、
みんなに灯る明かりとなったのだ。
日本男児
父から勧められて読んでみました。
飾らない言葉が、まっすぐ心に届いてきて、
何度も涙がとまらなくなりました。
母子家庭で育ち、
頑張る母を早く楽させてあげたいと思う長男の気持ちが
ひしひしと伝わってきました。
努力の人、そして、びっくりするくらい熱い心の人でした。
こんな人がいるんだ、
人間って素晴らしいなあと心から感動し、
自分も頑張ろうと勇気をいただきました。
こんな若者、こんな日本男児がいるんだから、
未来は明るい、そして、きっと今も世界は明るいと思いました。