レザボア・ドッグス デラックス版 [DVD]
本作自体は約100分と短目ながら、特典が多い。 1枚目に主要キャストインタヴューなど70分と、2枚目はなんと200分! この映画のことだけでなく、タランティーノが影響を受けた監督たちのインタヴューなども入っていたりして、もっと深くタランティーノワールドへ踏み込んだ作りになっています。 おまけに用語辞典までついている気の配りよう。 タランティーノが語る、他のフィルム・ノワール映画も見てみたくなりましたね。
Reservoir Dogs: Original Motion Picture Soundtrack
タランティーノ関連のサントラは面白い。聞いたことのないかなり濃い選曲がモンド。映画だけでなく音楽オタクでもあることがよくわかります。
レザボア・ドッグス スペシャルエディション [DVD]
マニアも貫くとここまで格好良くなれる。
ストーリーから音楽から全てがタランティーノワールド。
サンダンスで絶賛されるのも頷ける。特典の中には低予算の苦労が色々と話されているが、よくも100万ドルに満たない制作費でここまでのキャストを集めきったなということに驚く。確かパルプフィックションの時のジョントラボルタもタランティーノに涙交じりの説得をされて出演を決めたとか・・・情熱があらゆるキャストに火をつけた。
悪党どもの中でも軍を抜いて恰好いいのがマイケル・マドセン。男の匂い満タンで酒焼けしたしゃがれた低音の声はしびれる。
レザボア・ドッグス [DVD]
“マドンナのライク ア ヴァージンは・・・ ”で始まる与太話、その隣では出所不明の手帳に関する子供じみたケンカ。それが終われば今度はチップの支払いに関する一悶着・・・。
今後のストーリーには一切関係しないんだけど、タランティーノ作品に共通する“どうでもいい与太話”はデビュー作のオープニングから、これでもか!これでもか!とばかりに詰め込まれています。
そして彼らがカフェで話題にしたラジオ番組のDJ K.ビリーによる曲紹介と共に流れるオープニング曲の“リトル グリーン バッグ” この曲と共に彼らが赤レンガの壁の前を車に向かい歩いて行くシーンは何度見てもゾクゾクします。
これから一仕事・・・と思いきや、場面は思いもよらぬシーンへ急変するのですが、それは見てのお楽しみということで。