ねこぢる草 サントラ
曲がどうとか構成がどうとかではなく、「ねこぢる草」を見てエンディングなどでほろりと来たり、感じたものがあったりして「サントラ欲しい!」と思った方は買うべき一枚です。まずは、サントラを買う前に本編を見ることをお勧めします!
ねこぢるまんじゆう (BiNGO COMICS)
ねこぢるにはもっと作品を描いていて欲しかった。この本を読むと、特にそう思います。
本書に収められている「ねこぢるまんじゅう」は、ねこぢるの新たな方向性をみることができます。
内容は、人間のおじいちゃんに育てられた、二匹のネコが母親を探しに旅に出る話。ねこぢるの作品にみられる、残忍なシーン、暴言などはありません。
ねこぢるの「かわいいキャラクターが残虐なことをする」といった作風が好きな人にとっては、どう感じるでしょうか。
わたしも、ねこぢるの描く、悲惨な話が好きです。
でも、この作品では、今までの作品とは違った、無常さが感じられます。
内容は暗くないのに、ねこぢるがどういう思いで描いたのか、とつい考えてしまう作品です。
ぢるぢる旅行記 (インド編) (Bunkasha comics―Manga Aloha! series)
読むとテンションが高くなって、インドに住みたくなったり、ガンジス川に入ってみたくなったものだ。コマが大きくて、タッチも筆で書いたように太いけれど芸術に見える。
すぐに読み終わってしまうが、何回も読み返した。なんて麻薬のような一冊だろう。
ねこぢる純粋理性批判―ねこぢる追悼×公式ガイドブック
ねこぢるの夫である山野一氏の協力を得ていて、
ねこぢるy(山野一)の書き下ろし作品が掲載されているほか、
作品からの図版などの引用が多数あること、
丁寧にエピソードなどを拾っていることには好感が持てるのだが、
分析が稚拙で浅すぎる。これを読んでも新たな発見があったり、
ねこぢるの作品への理解が深まることは無かった。
ねこぢるに関するものなら何にでも興味があるという人向けだと思う。