DRAMA!
みゆきさん36枚目のオリジナルアルバムは、舞台への提供曲からの抜粋。
どの歌もこれまで以上に、ドラマチックでエモーショナル、感動的な曲が揃っています。
2008年4月上演のミュージカル「SEMPO」への提供曲からの6曲と、2008年12月の「夜会VOL.15〜夜物語〜元祖・今晩屋」そしてその再演2009年12月の「夜会VOL.16〜夜物語〜本家・今晩屋」での使用曲から7曲を厳選して、みゆきさん本人によりスタジオレコーディングして収録したアルバム。
「SEMPO」は吉川晃司主演、日本のシンドラー杉原千畝を描いた舞台で、みゆきさんが初めてミュージカルに楽曲提供した作品。
知らなかった!知ってたら絶対観たのに、観そびれました。
どの曲も映画やドラマの主題歌になりそうな、ドラマチックで盛り上がる歌ばかりです。
そして「夜会」はみゆきさんのライフワーク。こちらは去年も今年も観ました!
この第一幕18曲、第二幕18曲、各1時間・計2時間におよぶ中から7曲を収録。
「9.暦売りの歌」は、第一幕の導入部を飾る明るく親しみやすい曲で、カーテンコールでもインストゥルメンタルで最後まで流れていました。
「10.百九番目の除夜の鐘」は、みゆきさん独特の煩悩は百八つでは終わらない先にある、。
エンディングを飾るのは「13.天鏡」、最高に盛り上がりますが、舞台ではこれ以上に最後の音程が非常に高く歌い上げられていました!
ロングバケーション [DVD]
木村拓也、山口智子、竹之内豊、稲盛いずみ、松たか子、りょう、スポット出演だが広末涼子という超豪華メンバーによる月9の代名詞になったロンバケ。96年放送だが今見ても同時代の物語として共感できる。平均で約30%、最終回は36.7%という視聴率も納得できる。オープニングの「LA・LA・LA・LOVE・SONG」に乗せて上記のレギュラーメンバが南の島のバケーションというシチュエーションで楽しそうな映像が流れる。このオープニングは飛ばさずに全部見てしまう。
おキャンな30オンナの南(山口)とまだ24歳だが落ち着いた瀬名(木村)だから年の差のギャップをあまり感じることなく二人の恋の行方に共感してしまう。常に相手の気持ちを思いやる瀬名に大人の男を感じる。だが片思いの奥沢(松)に対して、まるで小学生のような奥手な態度だったりと好対照な面も見せる。
劇中瀬名が引くピアノ(手だけの多くのシーンで橋本しん(SIN)さんが引いているそうだが)のメロディが気分を高めてくれる。瀬名の全身が写るシーンではSINさんと3ヶ月練習した木村がピアノを弾いている。またラストのコンテストで瀬名の弾く感動のピアノは泣ける。
まだ15歳の広末も見逃せない。少女時代の広末の貴重な映像が見られる(20世紀ノスタルジアでも一部そのころの映像が使われている)。また稲盛のプリティーガールなイメージはここで確立されたと思う。
全部見るのに約10時間かかるが、最後には必ず幸せになれる名作である。
おくりびと [DVD]
「死」は新たな旅の始まりである。楽団が解散され、職を失った元チェロ奏者が次に選んだ職業は、死者の旅立ちを演出する「納棺師」だった。
故郷・山形県に戻った主人公が、「納棺師」という職業に対する偏見や、妻との確執を乗越えプロとして成長する物語である。最初は戸惑いながらも、一生の仕事として誇りを持てるようになったのは、「おくりびと」に対する遺族の感謝の言葉だったのかもしれない。
ラストシーンで、彼はある人物の「おくりびと」になる。身を清め、死化粧を施す彼の目に涙が溢れる。彼がこの仕事を誇りに思った瞬間だった。
私の母は13年前に亡くなった。病室のベットで喘ぐ母の手を握りながら、死を看取った。安らかな死は、死に対する恐怖感を打消す貴重な体験だった。葬儀は業者に任せたが、死化粧を施した母の顔は今もはっきり憶えている。苦しみから解放された穏やかな表情だった。
肉親の死は、本人は自覚していなくても、その後の生き方を左右するくらいの出来事なのかもしれない。死者の旅立ちは、見送った遺族にとっても新たな旅立ちの始まりなのだ。
IQUEEN Vol.1 長澤まさみ “CHANGE” [Blu-ray]
私は紙媒体も2種とも買いましたが、
こちらは値段も安いし画質も最高。
音楽も良いですしメイキングビデオまで付いています。
おまけのカード画像も全部付いています。
大画面モニターで観ると綺麗ですよ。
初めからBlu-ray写真集として発売すればよかったと思います。
【Amazon限定特典付き】11人もいる!Blu-ray BOX(初回限定生産)
2011年は「家政婦のミタ」がドラマの話題独占だったけど、深夜ながらもうひとつ面白いドラマやってましたよ。
それがこれで昭和の名作ファミリードラマのパロディー、しかもコメディーでくせになる。
物語は父、母、8人の子供たちの10人の真田家の物語でお母さんは後妻で末っ子のみが実子である。ある日元ストリッパーで死んだはずの前妻(広末涼子)の幽霊が突然現れ家の内情を調べ始める、なぜか前妻と血のつながっていない末っ子(加藤清史郎)のみ幽霊が見えるのだ、二人の掛け合いが絶妙で最終回まで引っ張ります。
パロディーの元は「俺たちの旅」や水曜ドラマ「時間ですよ」などのシリーズ、そしてお父さんの職業がカメラマンで「池中玄太80キロ」を
彷彿とさせ最終回の惨事は「岸辺のアルバム」のようでもある。
また平成時代各局で流行った「実録大家族モノ」には対抗意識があるようで「ダイナミックパパ」なる劇中劇ならぬ劇中ドキュメントがある。
そして主役の真田家の生活ぶりには全くリアリティーがない(笑)部屋が散らかっていたり、兄弟げんかなどがお約束である実録大家族モノをあざ笑うかのようである、大家族を描くなら素人ドキュメントではなく「ファミリードラマ」なのだというのがこの作品の主張のようだ。
役者さんの起用の仕方も面白い、後妻に光浦靖子、子供たちのおばあちゃんにきたろうなど、とにかく見て欲しい、第一話とラスト3話は特にお勧め。
それにしてもアマゾン限定のボックスのオマケって何なんだろう。