MINAKO/ザ・ヴァージンライヴ IN BUDOKAN [DVD]
中学生の頃、彼女が好きでした。
彼女の育った埼玉の朝霞まで尋ねたことは、今でも覚えています。
デビューした頃、彼女は理想の女性でした。
その後、ロックに走り、アイドルを脱したとき、
自分はまだ幼すぎて、裏切られたような感じを受けました。
そして、彼女への興味を徐々に失っていきました。
あれから、もう、十何年も経ったのですね。
今、彼女のDVDを見て、改めて、彼女の美しさを感じています。
衣装に80年代のテーストを感じられるのも、どこか懐かしい。
そして、このステージの映像が残されたことを、感謝しています。
80年代を生きた人にとって、これは貴重な映像です。
このDVDが数千円なんて、安すぎ。
アメイジング・グレイス (DVD付)
僕は、特に本田美奈子さんのファンという訳ではありません。
ただ、彼女が実力のある歌手だという認識は前々からありました。
昨年亡くなった時、TVで流れていたアメイジング・グレイスが
耳に残っていて、最近別の人のアメイジング・グレイスを聞いて
買ってみる気になったんです。
実際聞いてみて、吃驚しました。これほどの力量があるとは。
また、付録となっているDVDですが、収録されている「白鳥」
の映像は、闘病に入る直前に撮影されたものだそうで、ある種の
覚悟が画面から見ることができます。
久しぶりに、秀作といえるCDに出会えました。
惜しむらくは、彼女が生きていればと思うのは僕だけでしょうか。
彼女のご冥福を祈りつつ、レビューを終わりたいと思います。
ドラマティック・フラッシュ [DVD]
87年当時、5000円の低価格で発売されたVHS作品のDVD化。前年のライブ映像+ビデオクリップ3曲で、全盛期の彼女の姿が観れる。意外にも「Sosotte」はこの作品くらいしか映像化されておらず、また2ndアルバム『リップス』収録曲の数々が楽しめる。映像版美奈子コレクション。
アイドルと病 (メディアファクトリー新書)
輝き続ける”生”と想像もしなかった”死”の間に”死に至る病”が入り込んだとき、
生きるために、アイドルたちは闘い続けた。
臨死体験するほどの大病を経験した前田さんは、死んだら”無”になる、”無”でなくなるためには、
生きる中でつかんだものを誰かに残さなくてはならないと考えた。
だからこそ、生きるために闘ったアイドルたちの姿を、8人の笑顔と魂を、その輝きを、
後世に伝えたい一念で書いたと述べている。
夏目雅子 1985年 急性骨髄性白血病
堀江しのぶ 1988年 スキルス性胃がん
テレサ・テン 1995年 気管支喘息
本田美奈子 2005年 急性骨髄性白血病
飯島 愛 2008年 腎盂炎
川村カオリ 2009年 乳がん
大原麗子 2009年 ギラン・バレー症候群
岡田有希子 1996年
上に示したように、亡くなった年代の順番に、第1章の夏目さんから第7章の大原さんまで書いて、
終章として、岡田さんのことを書いている。
各章には、その章のアイドルの写真と亡くなった年と病名が記されている。
岡田さんだけ、病名が空白になっているが、本文の中で”アイドルの病”という病気だったと述べている。
だから、”アイドルと病”というこの本に、岡田さんも加えている。
どのアイドルのページも、読んでいると涙があふれる。
もっともっと長生きしてほしかったと思うと、あふれる涙が止まらない。
前田さんが、大原さんに頼まれて病院行きに付き添った話は、初めて知った。
病院で急に歩けなくなった大原さんをおぶって、診察室まで行く姿に感動した。
”恥ずかしい。ゴメンね。こんな...おぶってもらうなんて渡瀬さん以来だわ”
”でもさあ、おかしいよね。心臓を手術したばかりの男の背中に難病の女がおぶさっているんだから。
誰かいたら大声で教えてあげたいね”
と言って、クックッと笑ったという大原さんに、また涙がこぼれた。
どのアイドルの話も、涙なくしては読めない本。
でも、その涙は、彼女たちを知っているからこそ、あふれ出る。
彼女たちと同じ時代を過ごした人たちには、間違いなく、その輝きは伝わり残っている。
全く知らない若い人たちにも、ぜひ読んでほしい。
生きるために闘ったアイドルたちの姿を知ってほしい。
そして、今のアイドルたちと変わらないかそれ以上の輝きであったことを知ってほしいと思うい。
祈り~ヘイリー・シングス・ジャパニーズ・ソングス ベスト(初回限定盤)(DVD付)
ヘイリー・ウェステンラさんの美しく澄んだ声に包まれ、和みます。原曲の紹介を含む日本語での楽曲解説も読み甲斐がありました。