未来惑星ザルドス [DVD]
人の心の深淵を描かせたら右に出る者は居ないであろうジョン・ブアマン。幻想的で現実社会とかけ離れたような世界観が人の心の深い部分でリンクして問いかける。私は「エクソシスト2」と並んで好きな作品です。パッケージが公開当時のポスターじゃないのが残念。
未来惑星ザルドス [DVD]
難解です。深いから凡人には分からないのか、単に出来が悪い映画なのか、判別がつきません。B級映画のような単純な面白さもなく、そうかといって、見終わった後にじわりと深い感動が残る深遠さもなく、人間が真空パックになっている場面など、笑うべきか、驚くべきか、そこに何の意味を見いだすべきか、なんだかよくわからず、ずっとそのままで終わった奇妙きてれつな映画でした。
その筋が好きな人には絶賛されても、一般向けではない気がします。それにしても安くなりましたね。
未来惑星ザルドス [DVD]
世界が破綻をきたしたとき、争いを拒絶した富裕な人々が築いた不死の楽園ボルテックス。
全ての問題を民主的に投票によって決め、己のことは己の労働で賄う平等で健全な世界であるかのようだったが・・・
無気力になってしまった人々が、解放者の到来により希望に目覚めていく凄惨なラストは圧巻。
ショーンコネリーが野卑なキャラクターを熱演。
赤褌一丁にロングブーツを履いた姿もかなりのインパクトだが、ウェディングドレスを着たショーンコネリーは夢に出そう。
未来惑星ザルドス [DVD]
1974年3月パピヨンを観にいった新宿プラザの入り口に広告の看板がありすごく観たかったのを覚えてます。公開がその年の夏だったのでずいぶん早くからプッシュしてたのですね。後年観直すといろいろなことが理解できましたが13歳の私は単純にショーンコネリーのSFヒーローっぷりにワクワクしたものでした。ザルドスのデザインもかっこよくマスクをかぶった戦士も大好きで猿の惑星の感覚で観ていました。