UN-GO オリジナルサウンドトラック
BGMも素晴らしいと思っていたのですが
特に見せ場で流れる「光」が特に気に入っています
なにより夜長姫の「Beautiful dreamer」目当てで購入しました
テレビでサビが数秒流れただけなのに数日間頭の中で無限ループしてて
放送当時はもしや発売されないのではと心配していたんですが
やっと手に入れることができて感無量です
DEAR FUTURE
このバンドのウィキなどを観てもわかりますが、
非常に多くのジャンルに通じるバンドです。(主たる印象はシューゲイザーが一番強いですが)
しかし色々な音楽性に手を出しても浮ついたような、軽薄さが無いのは
彼らに一本筋の通った音楽性が確固として存在しているからでしょう。
アマゾンの曲リストには詳細に載ってないようなので軽く説明すると
今回のシングルではDear Futureの一曲をリミックスとカバーで6曲追加という7曲構成。
2.アーバンダンスの成田忍によるカバー
3.リンゴ・デススターによるカバー
4.渋谷慶一郎(DJ JimiHendrixxx名義)のリミックス、ボーカル堀江由衣
5.シークレットシャインによるカバー
6.アグラフの牛尾憲輔によるリミックス
7.WATCHMANによるリミックス、ボーカル堀江由衣
という内容になっており、知る人から見たらかなり豪華なメンツだと思います。
様々なアプローチと解釈で鮮やかに色めくミックス群ですが
原曲の音作りが素晴らしく、「COTDの曲である」という軸がとてもしっかりしている為
それぞれのミックスの世界観の違いに戸惑い揺さぶられることがありません。
どれも揺り籠の中のような心地よい揺らぎに寛うことができます。
中でも「このバンド素敵だな」と思ったのが、
タイアップの廻るピングドラムに出演している堀江由衣を2曲でボーカルに起用していること。
このミックスもまたちょっとキラキラしたポップで素晴らしいのです。
単にアニメにテーマとして使われた、というのではなく
相互作用で世界感を共有しているように感じられて、(勝手に)強い感銘を受けました。
アーティスト勢にしても、とても懐の深いバンドなんだ、と。
また、ピングドラムを観てCOTDを好きになった!って人が勿論増えて欲しいですが
COTDファンの方にもピングドラムを観て欲しいですね。
僕はこういうシングルの作り方をしてくれたおかげで、アニメジャケにも余り違和感を感じませんでした。
COTDとピングドラムの二つを感じることで、この曲はもっと深化すると考えています。
シングルのレビューで恐ろしく長くなってしまいましたが最後に一つ。
3曲目のリンゴ・デススターはシューゲイザーバンドであって、ピングドラム作中のりんごさんとは
全く関係がありませんので(多分)、ご注意下さいw