WACHSEN(ヴァクセン) 20インチ アルミフレーム 折りたたみ自転車 6段変速 Angriff BA-100-BYL
本自転車はカラーワイヤーが赤のものと黄色のものの2種類から選べます。前者でレビューしていますが、こちらにもレビュー者のカスタマーイメージが掲載されていますのでレビューします。
横から見ると、フォークを支えるヘッドチューブから後輪の取付部までが1本の太いアーチでつながれたデザインと価格に対して軽量なことから、カスタマイズのベース車としてレビュー者は入手しました。
JIS基準耐振フレームとフェイルセーフの安全な折り畳み機構で、体重計を使っての実測重量12.6kgです。Vブレーキの効きはよいのですが、リム製造上の継ぎ目が未処理で若干の段差が残り、ブレーキ時の感触を悪くしているのが唯一惜しい点でした。レビュー者はメガネレンチの先でこすって段差を丸くして改善しました。
トップの変速比はケイデンスを60と仮定すると時速約21km/hrで、速く走りたいと思う人には物足りないかもしれませんが、街乗りには十分です。レビュー者はより速く走れるように7段スプロケット(11T〜28T)とシフティングレバー(7段)に交換しています。そしてハンドルに上半身の体重が自然にかかって走行安定性を得られる前傾姿勢となるように標準の鋼製ハンドルバー一体型の折畳みハンドルステム(実測1230g)を、折畳みは断念してBHS-22Q HIGHSIX Q ハンドルステム(クイル径:25.4mm、BBB)と軽量バーハンドルとの組合せ)に交換し、約0.6kgの軽量化も実現しました。折畳みペダルを軽量な一般的なペダルに交換するなどして現在は12kgを切る車重となっています。
改造は自己責任となりますが、"WACHSEN BA-100 Angriff Maniac"というpdfの冊子にまとめ、インターネットに公開してありますので検索して参考としてください。
SANWA SUPPLY CAR-CHR53U USBカーチャージャー
iPhone 3Gを自動車のシガーソケットから充電したいと思い購入。
いろいろ調べて知ったのだが、iPhone 3Gの充電には1000mAの電流が必要なのだそうだ。
パッケージのiPhone 3G対応、1200mAのうたい文句のとおり、接続直後からグイグイ充電している様子。30分ほどの運転で充電ゲージが1/4から3/4くらいに回復した。完全放電状態からはまだ試していない。これまで使っていたUSBチャージャーの出力は500mA。残量が少ないとき接続すると頻繁に充電・非充電が切り替わり、全く充電できないトラブルがよく起こり、充電しているようにみえてもほとんどゲージが増えておらず、まったく役立たず。こちらは明らかに違った。
コンパクトさもすばらしい。装着するとシガーソケットがそのままUSB端子になったようにおさまる。内装が黒い自動車だったら、純正とみられてもおかしくないレベルだ。通電状況はLEDでわかるし、装飾だと思っていた銀色のリングは引き抜きレバーだったことも驚き。
<追記>
シガーソケット差込口が深い車種によっては、プラグ長が足りず使えない場合がある。先日マツダボンゴに装着したところ通電しなかった(=長さが足りない)その後、2連アダプターを介して接続したところ使用できたので報告する。
メーカーHPによると、”電源ボタンを長押しして画面が立ち上がらない状態まで電池を消費した iPhone 3Gでは約10分充電してからご使用ください。”とあった。
Magalog-Kaori Takeda CM Song Book-
驚きました。あのticaの武田さんが、(いい意味で)こんなふうになっているとは。
ticaの時は、非常に繊細な、文学の気配を後ろに感じさせるボーカリストとしてのスタンスが確固としていて、
それが見事で。いい意味でチャートとも無関係のような立ち位置のユニットにぴったりの存在感でした。
それがticaの名前から離れて、CMというステージに立つと、こんなふうに変幻自在の、色鮮やかな歌うたいになるとは。
「ロックンロールウィドゥ」、なんですか、あれは。誰もあんな風に歌えませんよ。ご本人以外は。
「雨にぬれても」は、ジャージーな魅力全開だし。
「真夏の胸もと」なんかは、大瀧師匠のCMアルバムの雰囲気でてます。
「Light I'm breathing」はボーカルの多重録音だけど、とても清々しくてチャーミング。
ラストのしっとりとした「Falling all over」の世界も素敵です。このあたりがいちばんご自分らしいのかな。
でもCMの世界の空は、ともかく武田さんにとって、すごく自由に飛びやすい場所だったんですね。
セルジュ・ゲンスブール写真集 馬鹿者のためのレクイエム (P‐Vine BOOKs)
90年代に渋谷系を支持する若者のあいだで、もてはやされていたゲンスブール。しかしここ数年、一部のゲンスブール・マニアを除けば、我が国ではすっかりその名も色褪せてしまっていた印象は否めない...
が、なんと今年、ゲンスブール没後20年を記念してこの写真集が発売されたのである!文章は2008年に書かれたもののようだが(著者はジャーナリストで小説家)こうして翻訳され、20世紀最後のデカダンなオヤジに、ここ、日本で再びスポットがあてられるとはファンとして嬉しい限りである。伝記映画も公開され、2011年は日本におけるゲンスブール・イヤーといえるかもしれない。
本書の構成は「酒」「煙草」「創作」「映画」「文学」「政治」「バーキン」「バルドー」「バンブー」「醜さ」など...60のテーマで語られたゲンスブールの肖像(その大半が武勇伝)に関連写真が網羅され、300ページ近くある。年代順ではなく、テーマごとにあらゆる年代のゲンスブールが入り乱れている感じだ。当然だが写真集と銘打っているだけあって文章の比率は少ない。柔らかい文章とは言えないが、かといって難解でお堅い文章というわけでもない。フランス語特有のニュアンスや単語の発音など、括弧書きで説明されている箇所も多い。それでも2時間あれば読み終わる量である。
写真は晩年の(すっかり小汚いオヤジといった風貌の)ものが若干多いような印象だ。女性絡みではやはりバーキンとのツーショットが多く、B.Bとのエピソードが華やかに書かれている割にはパパラッチが撮ったような写真しか載っていない。おまけに圧倒的に量も少ない(ま、関係があれだっただけに少ないのは仕方がないとは思うけれど)あと少し残念だったのはテレビ出演時のときの映像を引き延ばしたのか、ひどく画質が粗い写真もあった。ほぼすべての写真に年月日の記載があるのは大変親切である。
ファンとしてゲンスブールの写真集が出版されたことだけでも喜ばしい出来事なのだが、この本に真新しい情報を期待して読むとやや肩を落としてしまう人もおられるかもしれない。映画を観て新たにゲンスブールに興味を持った人、とりあえずゲンスブールのことを知りたいという人は、やはり、フレンチ狂 永瀧達治さんによる『ゲンスブール、かく語りき』をお勧めする。この写真集に書かれてある内容は、写真があるかないかの違いだけで永瀧さんの著書とさほど大差はないように感じられる。永瀧さんの挑発的な文章は面白く、日本語で読むなら尚更だ。
さきほど書いたようにきれいな写真ばかりではないので写真集としての価値を問われると疑問だが、ファンであれば没後20年メモリアルとして持っておいてもよい本だろう。
Peugeot 205 T16 (Rally Giants)
タミヤの205T16をEvo2仕様に改造するための資料として購入しました。内容は205T16のホワイトボディやスペック、ラリーでの成績、他イベント毎の写真などで構成されています。リアカウルを解放したEvo2の写真はあまり見たことがないので助かりました。ただ写真に対して文章がかなり多いので写真集として購入すると期待はずれになるかなと思いますのでご注意下さい。もう少し細部の写真があればとカラースキームが載っていれば満点にしたのですが、この部分が自分には物足りなかったので一つ減点しました。セリカGT4も先日購入しましたが、構成としては同様で掲載されている写真も日本人のラリー好き、模型資料という点から見ると写真セレクトの観点が微妙にずれている感じです。ただ今となっては過去のGrB、GrAの記憶の中にあるラリーマシンの姿を車種毎にじっくり見られるというのは幸せだと思います。