Ultimate Collection
待っていました。やっと日本盤も発売するのですね。
以前もベストアルバムが出ていましたが、音質や選曲などの全体的なつくりがあまり良くなかったのでついに完全なベストアルバムが出るんだなという感じです。
過去のヒット曲など(SweetDreamsやThereMustBeAnAngelを筆頭にした)17曲と新曲が2曲(1曲と聞いていたのですが店頭で見たら2曲でした)収録されているようです。
しかし連動したベストコレクションDVD(新曲も入ってる)も出るのでどちらにしようか迷ってしまいますね。
ちなみにDVDのほうは新曲は1曲のみで全部で17曲、DVDでは珍しく対訳と歌詞が両方付いてるようです。
Greatest Hits
元ツーリストの2人と言うよりもMTV世代にはユーリズミックスのデイヴ・スチュアートとアニー・レノックスと言ったほうが数倍通りがいいのだろう。アニーの映像的な強さはそのインパクトある歌声とともにMTVで最も印象に残る存在だった。
デイヴ・スチュアートは1952年9月9日に英国北東部のサンダーランドに生まれ、アニー・レノックスは1954年のクリスマスにスコットランド、アバディーンで生まれている。アニーはロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックでフルートを学ぶため17才で上京したが学校になじめず最終試験直前でドロップアウトしてしまう。そしてレストランでウエイトレスをしていたところで1977年、デイヴ・スチュアートに『僕と結婚してくれないか?』と声をかけられ共同生活を始めるのである。
しかしながらユーリズミックスとなったときには二人はカップルとしては破綻していて一対一のミュージシャン同士の関係として音楽を追及することになる。そしてそれは当時としては先進的であったヴィデオ・クリップにも及んでいったのだ。
本作はその進化の過程を余すことなく捉えたベストとなっていてMTV世代には響く。2003年6月にはアルバム『Bare』を11年ぶりに発表した。ユーリズミックスでのボーカルはいささかも輝きを失わずこのアルバムでも健在だ。いささか残念なのは昔のようにエレクトロ・ダンス・ビートの曲が少ないこと。既に彼女の頭の中ではエレクトロ・ダンス・ビートは過去のことのようだ。
Ultimate Collection
このDVDはユーリズミックスのデビューから99年のアルバムまでのシングルプロモーションビデオを集めたもので、VHSでも発売されていなかったので、これが唯一彼らのPVがほぼ全部見れるものになります。
常に音楽スタイルを変え、しかも本当に曲が良く、映像も凝ったPVは今見ても全く古びていません。
惜しむらくは、ベートーヴェンとドントアスクミーホワイのPVが入っていません。何故・・・?
Eurythmics - Peacetour [VHS] [Import]
コンサート全容の他,アニーとデイヴのインタビューを含む60分のドキュメンタリーや2曲分(17Again/あのSweet Dreams)のマルチアングルトラック,懐かしのディスコグラフィーもあり(コンサート上演曲がどのアルバムに収録されているかが判る!),ユーリズミックス2ndアルバムから最新の『peace』,さらにアニーのソロからも『Why』が入り,歴代総まくり全21曲!DVDの編集もグラフィカルで,さすがこのペアは曲者という感を新たにする。
ステージングはシンプルでクール。そこにアニーのエモーショナルで時に凄みのあるヴォーカル・プレイ。デビュー時から時を重ねるとともにヒューマンな味わいを増し,ゆったりとした艶やかさ・ミドルエイジの色気すら感じる。
デイヴのギターとの絡みも絶妙で,パートナーとして互いの円熟した関係が見てとれ心地よい。“こんな風に年をとれたら”という一種の羨ましさすら感じる。
耳馴染みのある曲が,デイヴとアニーの2人きりで演奏される場面もあり,静謐な温か味と新鮮な魅力が醸し出されて,色褪せることがない。
デビュー時から,どこかに密やかな毒が隠されている気がするミュージシャンだったが,今回も『peace』のタイトルに対し全編迷彩服の衣装。でも,この音と表情を観ていると,単に戦争に対する視点だけでなく,友人や世界全てへのまなざしに対するメッセージが伝わってくるようだ。
アルティメット・コレクション DVD
たまたま学生時代に聞いていた Sweet Dreams を Youtube で発見。懐かしいと思っていろいろリンクを辿っていくと、この曲以外のPVも興味深いことが分かりました。amazon や Wikipedia(米国アシト)を検索すると、ベスト盤があることが分かり購入しました。
曲もそうなんですが、テクノ的(死語)なものだけでなく、POPS、ソウル、典型的なロック、CG・ゲーム・アニメ的な要素が入ったさざまなPVです。
アニーのコスチュームを見ているだけでも面白い。ビデオ製作畑の人にも面白いんじゃないかと思います。
お買い得でした。