魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~ (1) (角川コミックス・エース 209-1)
人気シリーズ「魔法遣いに大切なこと」の新作登場です。
相変わらず、みずみずしく鮮やかな絵柄が眩しいくらい光っていますね。
今回の「魔法遣い」は山田さんが原作から原案に変わり、ストーリーからよしづきさんが作っています。
これを最初知ったとき、私は正直少し不安でした。
彼のオリジナル作品のストーリーを見てみると、
「テーマや要素は絵にマッチして非常に良いのだけれど、設定や説得力という面ではとても弱い」
というのが私の率直な感想だったからです。
特に長編で何処まで通用するものなのか、かなり疑問でした。
それがどうでしょう?伏線、そして山場である主人公の衝撃の告白の引き出し方。
完璧です。もちろん作画も素晴らしい。
「魔法遣い」最高傑作を確信させる内容に仕上がっています。
ここ最近精力的な活動を続けるよしづきさん。更なる飛躍を期待しております。
月に吠える (SDP Bunko)
抜粋版ではない「月に吠える」「青猫(定本青猫ではなく、最初の青猫)」が読める貴重な本である。
ちなみにこの詩集には詳細な目次が付いていない。
サービスが悪い気もするが、それは取りも直さず抜粋版詩集でないことの証拠でもある。
アカラサマに女性読者受けを狙った表紙の写真はやはり気になるが、
『恋を恋する人』をイメージして付された写真だと思えばごまかせなくはないだろう。嫌ならカバーを外しても良いのだ。
魔法遣いに大切なこと 6 [DVD]
(総合6/10点)
第三話「ソラ」★★★☆☆5/10点
あくまで依頼をこなす仕事から逸脱した情を訴える急展開には
正直面喰らいましたが、本来の魔法ってこういうことかな?と
意外な一面を覗き見た印象を覚えました。前途洋々と前途多難。
二人の一日の始まりから、おしまいまで軽〜い感じで描く日常風景が
なんだか不思議な温かさを感じます。受け入れることも、変えることも
自分を前に進める大事な一歩ですよ
第四話「豪太」★★★★☆7/10点
モノローグなどの安易な語りが少ないため、魔法遣いの呪縛が
理不尽な現実、環境の劣化を招く辛辣さを淡々と描く演出にのめり込みます
変に「演技」をしていない自然体のキャストの上手さ、粗野に見えて
実は誠実な彼の純朴さをさらっと魅せるあったかい締め方に一安心。
映像は2Dアニメですが、今まで以上にまるで実写のような
生の空気を感じさせられる作風に感心させられました。
アニメにありがちな、露骨でベタな描き方が無いのが特に良いです。
aloha. 岡田将生 in ホノカアボーイ
映画「ホノカアボーイ」を見て岡田さんの演技がとても良かったので購入しました。いつもは完璧な美少年の岡田さんですが、この写真集の中では違った表情がたくさん見られてますます好きになりました。ハワイの自然と光があふれる景色の中の岡田さんの笑顔は最高です。映画の製作話やインタビューなど見ごたえ読み応え充分の素敵な写真集でした。
魔法遣いに大切なこと 2 [DVD]
現実世界にそのまま「魔法があったら」というファンタジーなストーリーですが、
派手な戦闘や萌えといった要素は無く、人間の内面に重点を置いて描かれています。
絵や言葉使いも丁寧で、見ていて強く惹かれるというのではなく、しっとり染み渡るという感じがしました。
BGMも優しい曲が多く、私はサントラをイージーリスニングとしてよく聴いています。
最近見たアニメの中でも指折りの、心温まる作品でした。