自閉症や知的障害をもつ人とのコミュニケーションのための10のアイデア―始点は視点を変えること
この本は、まず大変読みやすいということで、気に入りました。本の大きさも丁度良い感じです。また、中味も、写真や絵が適度に入っており、文章の説明とあわせると、大変具体的で分かりやすい内容になっています。更に、各章、各節ごとに、ついている小見出しが大変親しみやすい表現になっていて、とても親近感を覚えます。読んでみたいなあという気持ちにさせられる本です。
友達ができにくい子どもたち―社会性の発達と援助法
子供が友達と上手く遊べないと悩んでいるお母さんには、
お勧めの本です。
子供の問題行動も細かく解説してあるし、
トレーニング法も具体的に載っています。
下手な育児書を読むよりずっと為になると思います。
こういう発達関係の本は専門書が多くわかりづらいのですが、
この本は読みやすくて、とても良いです(^^)
途中で専門的な解説もありますが、
そんなにダラダラと長文ではないし、
他の本より、かなり読みやすいと思います。
子どもの発達障害と情緒障害 (健康ライブラリー イラスト版)
自閉症の娘が不登校になり、知人の勧めでこちらの本を購入し読みました。
内容は絵が一緒に入っていてわかりやすく、端的に書かれています。
既に知っている内容もありましたが、手元において置いて損はないと思っています。
山の学園はワイナリー
私の地元でもある栃木県足利市は関東平野の端にあり、北は関東山地が始まる土地です。その山麓に「こころみ学園」という障害児施設があり、ブドウ栽培とワイン作成をしており、「ココ・ファーム・ワイナリー」産のワインは市内のあちこちの店で見かけます。結構おいしいです。何年か前に沖縄で行われた国際会議のレセプションの席で乾杯用に使われて話題になったこともありました。
その園長が書いた本です。
「障害児=保護されるヒト」という構図を良い意味で完全に否定しています。
障害児を受け入れ、生きる糧(仕事)を与え、自信をつけることにより限られた環境ではありますが自立させていく過程が生き生きと描かれています。
家では暴れて手がつけられず、家族で心中しようかと追いつめられていた例でさえ、こころみ学園に来たら1年後には寡黙な働き者の農夫になっていた・・・。
著者は「障害児教育は普通教育の原点」と記していますが、なるほどと思いました。
現在、普通校の子ども達でさえも異常行動が問題になってきています。生きる方法を教えて自立させるヒントがこの本の随所にちりばめられています。
のび太・ジャイアン症候群4 ADHDとアスペルガー症候群―この誤解多き子どもたちをどう救うか
殆ど全ての項目で「〜だったがクリニックで処方した薬で良くなってきた」という流れがあって、なんか問題は薬で解決☆なノリで違和感がありました。それと高校生になったら落ち着くと書いてありましたが、自分は逆だったので首を捻ってしまいました。で、具体的に当事者はどうしたら良いんですか?('・ω・`)が最終的な感想でした。