タロット解釈実践事典―大宇宙(マクロコスモス)の神秘と小宇宙(ミクロコスモス)の密儀
タロット教科書1,2,3を買った次に購入した本です。傾向としてはタロット教科書1に続く内容。
ケルト十字の展開は私の見たことのない置き方ですが、横一列をスリーカードのように読むなどおもしろい解読法で、こちらの方法も使いたくなります。
スリーカードで同じカードを出たと設定し質問によって解釈が変わってくるというくだりは、この部分を読むためこの本を買ってもいいと思う内容でした。
箱入り、シートの付録、ハードカバー、箔押し。
ただ、やはり高いです。
値段分の価値は十分にあると思いますが、初心者が手に取るには高すぎる。
ふつうの本屋には置いていないので、内容を見ないで注文するには勇気が必要な値段です。装丁をもう少し落として、普及版で出すことで、タロットを楽しみにやってみたい人にも手が届く価格になるのではないでしょうか。
本の内容はわかりやすいので、タロット教科書1か、この本かを初心者の方にはおすすめしたいです。
ウィズダム和英辞典
私にとって、この和英辞典の最大の魅力は、「翻訳のこころ」と「古今ことばの系譜」というコーナーです。有名な文学作品からの抜粋を解説付きで英訳してあります。前者には、太宰治、森鴎外、宮沢賢治から山田詠美、吉本ばなな、村上春樹まで。後者には、「枕草子」「坊っちゃん」「ごんぎつね」、そしてオマケ(?)として「高橋尚子選手インタビュー」というものまで収録されています。
このように、文学に興味をもってもらうという趣向が入った和英辞典は今まであまりなかったのではないでしょうか。
日本語チェック2000辞典
『術語集』(中村雄二郎著)とともに、大学入試の現代文対策に大いに活用できる本。
この本には問題と問題になった語についての詳細な解説が載っています。
普段何気なく使っている言葉を漢字で書くとどのようになるか、故事成語や四字熟語やことわざの由来が分かります。
また、「あがる」「かたい」「はかる」等、漢字で書くと意味が違ってくる語の微妙なニュアンスの違いを具体例と共に分かりやすく書いてあります。
さらに、「足」「骨」「水」「目」「虫」等の語を使った言葉が分かりやすく一挙に並べられているので、覚えやすいです。
ゲーム感覚で気軽に正しい日本語を覚えることができるので、この本はお勧めです。
ソレデハ…