ゴールデン・ピクニックス
先日1stのリマスターを買いまして、あまりの素晴らしさにこの2ndも探しましたが高騰しておりまして、泣く泣くこの旧盤を購入しました。まぁ比べる機会も無いのですからどうでもいいのでが、これでも充分な迫力で聴けました。2年を経て発売された2ndですが森園氏他の才能は一層開花しておりますが、このアルバムを最後に森園氏が脱退。サウンドは変わっていきましたね。
その昔(1975年)、World Rock Festivalというイベントがありましてな。ジェフベックをオオトリにして日本のバンドが集ったコンサートでしたが、それの札幌公演で初めて四人囃子を見ました。当時から非常に上手いバンドとの噂もあり、小生よりも3歳年上のお兄さん達の演奏を楽しみに聴きに行きました。22歳の森園さんはモロにピンクフロイドのデビッドギルモアでして、その腕前はプロフェッショナルで感激してしまい直ぐに「一触即発」を買って、追加の「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」も大好きな曲になりました。でも、それっきり聴くことはありませんでしたが、最近当時の日本のロックを再び聴きだしたことで改めてその才能に感動している次第です。5枚組みの「From The Vaults 1」&「〃2」も購入してしまいそうな勢いです。
証言! 日本のロック70’s ニューロック/ハードロック/プログレッシヴロック編 (単行本)
ゲストやホストと同世代です。70年代やその前史とも言える60年代後半から続くロックについては、ラジオやレコードを通してリアルタイムで音楽を追いかけていました。
本書は日本のロックを創ってきた側の証言ですから、リスナーとは違う視点からの情報も多く、知っているはずのロックの流れもまた新鮮に読み通しました。紹介されているレコードなどの音源も聴こえてはこないのですが、どこを説明しているか分かるのは嬉しかったです。
日本のロックを語っているわけですが、大きな影響を受けた海の向こうのロックについても相当なページを割いて語っていました。あの時代の音楽環境や雰囲気を語るには避けて通れませんので。
井上貴子さんが「50年代生まれは『ロック世代』」と位置づけてくれました。ビートルズからGSへ、ニューロックからハードロックへ、そしてプログレへと我々は通過儀礼のように世界中を席巻した音楽を追い求め、自分へと吸収していったものです。
それらの音楽を、本書は実に多彩に、あらゆるロックから解き明かしています。語り手が日本を代表するミュージャンですから当然でしょうが、ロックの聴き手としても素敵なリスナーだったことを知るエピソードが満載でした。
本当に貴重な証言が詰まっていました。同時代の仲間だけでなく、次世代のロックを愛好する人達に是非読んでほしい本となっています。あの時代の空気まで感じ取れるリアルなコメントが詰まっていますので、本ではありますが、ロックを体感できそうな気がする書でした。
巻末には「日本ロック史年表1952〜1984」も所収してあります。
東映映画ジャッキー・チェン予告編,主題歌集
懐かしい~。20~30代のジャッキー・フリークなら、おそらく一度は二度はTV等の映画で聴いたはずの曲がされてていいですねぇ~。
ただし、映画オリジナル音声や劇場公開時の予告台詞が曲のバックに流れている為、純粋に曲のみを楽しみに聴きたい方は気をつけましょう。
一触即発(+2)(紙ジャケット仕様)
なんと歴史的名盤が¥1500で紙ジャケ、デジタルリマスターで再発。音質は、94年のCD選書Q盤と比較をすると、ダイナミックレンジ、音の切れのよさとも比較にならないくらい格段に向上。すでに持っているものを買いなおしてもあまりある価値を手に入れることができた。ありがとうHAGAKUREさん。