Slip Stitch & Pass
選曲がよい。佳曲が揃っているが、"Jesus Just Left Chicago" でTrey AnastatioがまるでJohnny Winterばりのブルージーなソロを聞かせるのには驚いた。全編を通じてTreyのカラーが強く出ているが、"Mike's Song"でのPage McConnellのラテン風味のソロも見事。
はじめての一枚として、いかが?
死をどう生きたか―私の心に残る人びと (中公新書 (686))
草創期の「死の医学」は、一体どのようなことが教訓となって生まれたんだろうか。
これは、当時まだ70歳を越えたばかりの日野原さんがこれまでの経験を纏めた記録であるが、本当に、なぜ自分なりの「死の医学」を考え、そして実践するようになったのかがわかる。
現在は、「死の医学」がかなり広まってきているが、一体日野原さんの考える「死の医学」とはどういう物か。この本を見れば、日野原さんの考える「死の医学」がわかるのではないだろうか。
ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫
うがった見方をすると、自分がここまで口出しされるとたぶんうっとうしく感じるだろうなというくらいの
過干渉ぶりで子供の行動にあれこれと口を出す親の子供への説教を集めた本である。
が、しかし、多くの場合、子供への説教というのは怒りにまかせて感情的になされることが多いが
この本の場合は、手紙に書くというワンクッションをおくことで冷静に丁寧に
親の考え方を説明し、最後にフォローするという子供の反発を少なくする工夫がされている。
そのフォローは時にものすごく子供に甘いのが微笑ましい
他のレビュアーの方々のレビューのように、この本から得られるのは、人生全般における
ありがちな問題への対処法なのだが、それだけでなく、人を教育する方法が深く学べると思った。
それも、一般的な教育方法ではなく、自分を受け継いだ後継者の作り方である。
各問題に対する対処方法の具体的な方法論だけでなく、その背後にある理屈を丁寧に
説明することで、類似の問題が起きた場合にも、自分が出したであろう解決策と同じものを
後継者に出させることができる。
このことを通じて、いってみれば、後継者は完全な自分のコピーであり
自分と後継者は一貫した思想を持った同一人物とも考えられ
後継者をとおして、経営者の寿命を延長してるのだと考えられる。
死の壁 (新潮新書)
養老さんの本に多くでてくる、フィールドワーク。
この本は、不安にかられていて、自分がわからなくなった時期に
手に取った本。
死亡率100%・・・
そんな事は日常にまぎれて忘れてしまうけれど、あらためてつき
つけられ、自分が今を生きる事の大切さを再認識させられました。