Lost in Space (1998) (Edit) [VHS] [Import]
キャストも悪くないし、VFXも素晴らしいしセンスもあると思いました。しかし、話がマジメすぎるのとちっとも面白くないところが逆に凄いと思います。監督のスティーブン・ホプキンスは「エルム街の悪夢5」とか「ブロークン・アウェイ」とか「プレデタ−2」とか気になる作品もありますが非常に不安定な位置の人だと思いました。
極端な未来 経済・産業・科学編
原著では前半に当たる部分です。
本書では、イノベーション経済(換言すれば知価社会だ)の到来、燃料問題
生命科学や医療の進歩、環境問題、そして極めつけはドラえもんの世界と言って
も過言で無い未来(アンドロイドの普及、五感全てをカバーするバーチャル技術
そして宇宙へ居住・観光産業が成り立つ本格的進出)について取り上げています。
前述した各分野の予測の信憑性(可能性)がどうなのか?という点はさておき
技術革新が招く一つの未来という点では興味深く読めましたし、それが成しえ
なかった時に人類が迎える危機的状況というのも昨今の時勢を見る限り納得
させられるものがあります。
先を見る一つの材料として読んでみるのも有りだと考える次第です。
南海の金鈴 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
時系列的には狄判事が最後に解決したことになる事件。
これ以降は政治に専念する決意を、判事自身が述べ、判事を支えてきた副官達もそれぞれの道を歩む。
判事の作品としては珍しく、
実在の都市広東を舞台に当時の広東の複雑な事情と都市内での不穏な陰謀その他がめくるめく疑惑をかき立てます。
肝心の事件がよく分からない推理で終わってしまうところが残念ですが、
狄判事最終章へ急速に収束していくラストは涙あり、胸にジンとくるものありといえます
奇蹟 ミラクル デジタル・リマスター版 [DVD]
他のジャッキーの映画は吹き替え版がいいのですが、この奇蹟(ミラクル)だけはオリジナルが良く、探していました。綺麗な画像で本当に購入して良かったです。
極端な未来 政治・社会編
アメリカを中心に2050年あたりまでの世界(と言っても下巻ではアメリカと
中国がメイン。それにインドがおまけ程度に触れられている)を予測してみた
一冊。
現在進行中のグローバリゼーションの功罪から始まり、アメリカの安全保障
アメリカの労働力、国家に於ける個人の権利と自由、中国の動静、そして
アメリカと民主主義の将来について、好ましい未来とそうでない未来(著者の
言を借りれば「極端な未来」)を述べています。
そしてそれぞれの未来に世界が到達するにはどうすれば良いか(そうでない
未来の場合はどうすれば回避出来るか)という処方箋(例えば、グローバリ
ゼーションは避けようが無い、テロを無くすには貧困撲滅と教育の向上
労働力不足は移民受け入れ)を提示しています。
本書でアメリカとされている部分は他人ごとでは無く、この国も同様の
問題を抱えています。公教育レベルの低下、労働力不足、テロへの準備不足
等・・・一個人が出来ることには限りがありますが、少なくとも現状の問題を
把握するだけでも、しないよりは、遥かに良いと思うのです。
そういう一助になる一冊です。