第15作 男はつらいよ 寅次郎相合い傘 HDリマスター版 [DVD]
浅丘ルリ子演ずるリリーさんの魅力が最高潮に達した作品で、シリーズの中では絶対に外せない作品。見所はチャプターに沿って区切られているのだが、あえて申し上げると多くのエピソードを詰め込みすぎた感もあるような気もする。見所は次のとおり。1.寅さんとリリーさんの函館での再会と別れ。旅館で足が冷たいというリリーさんのいじらしさ。男の鈍感さに今更ながら歯痒い思いをする。2.リリー松岡ショーのわびしさ。寅さんの彼女に対する思いの深さと旅芸人の孤独を圧倒的な演技力と線の細い独唱で表現。こんな芸ができる役者はもういない。「あいつは様子がいいからな」「目なんかぱっちりして」「きっと泣くな」ここは寅さんの独壇場で、この現場に立ち会ったスタッフは、渥美先生の演技が殺気立っている。3.「とらや」と書かれた番傘を持って柴又の駅までリリーさんを迎えにいく。映像が美しい。駅から少しはなれたところに立って待っているのが、二人の「つかずはなれず」の関係を表現している。4.ラスト、暗い部屋での、さくらとの短い会話。あれは私生活を明らかにしなかったの渥美先生そのものだ。男が背中で語るとはこのこと。冷静な寅さんに対して、温度が高いリリーさん。結局、今回もお決まりの空振りに終わる。「カタギ」という言葉も最近聞かなくなった。頭がいい女というのは、どういう女なのか?仕事?学歴?資格?寅さんの言葉から汲み取ってほしい。キャリア志向の今の若い女性の方々にも是非見てもらいたい。リリー松岡の生き方にきっと感じるところがあるに違いない。メロン事件は、大人げないと思いながらも、私自身、同じように親にゴネた経験があるので、かなり笑えた。ちなみに私は、母親にもう一個メロンを買いに走らせたのだ。いまから考えるとひどい話だと小さく反省。
男はつらいよ 寅さん発言集
とにかく可笑しい可笑しい! 主題歌はシングル盤とは異なる「どうせおいらはヤクザな兄貴・・・」で始まるサントラ・バージョンだし、寅さんの特徴ある喋りとシリーズ定番場面の「パターン」の全てが、無駄な重複なく収められています。
即ち、☆寅が旅先からフラッと戻って来た時の、とら屋一家とタコ社長の対応と寅の反応に始まり、☆オイちゃんオバちゃん達相手に偉そうに垂れるズッコケ説教、☆タコ社長の余計な一言、☆オイちゃんの「バッカだねぇー!」の嘆き、☆ささいな事で駄々をこね、オイちゃんやタコ社長と大喧嘩をひき起こす寅(ここでの原因はリリー手土産のメロンの一切れ!)、☆喧嘩の挙句、啖呵を切ってとら屋を飛び出したと思ったら、マドンナからの電話で忽ちガラツと態度豹変する寅、等々。
最後は勿論、☆旅先からとら屋に宛てた反省の手紙と、その旅先でのラスト・シーンで大団円となります。
聴いているだけで名物場面の数々が目の前に彷彿として来ますが、更に贅沢な欲を言うなら、これをそのまま映像DVD化して貰えたらなぁー、というのが切なる願いでもあります。
[クロックス] crocs CARLISA FLAT HELLO KITTY
クロックスファンで、今まで 何足か購入しました。軽くて履きやすく、快適で、もう他のメーカーの靴は履けません。今回は 特別 キティちゃんが好きな訳でもないのですが、ひと目見てあまりに かわいいので思いきって購入しました。履きやすいのはもちろんですが、ホントにかわいいですよ・・・お薦めです。
ウォーターメロン [DVD]
R−15指定。セックスシーンが何度もある。
「大きな胸が」って話だけど、そんなに大きいかなあ。もっと爆乳を期待してた(笑)
胸のことばかり気にかけられてしまう傷ついた主人公と、胸に興味ないといってくれた男性とのおはなし。
終盤のタケコプターに大爆笑してしまった。しかも似非CGなのがもろバレなのも受けた。もっと彼女の悲壮さ、じゃないけど、それを活かせたら(さらに深く掘り下げていたら)もっとよかったかもしれない。演技も、気になる部分は多々あれど、共感できうる場面もあったし。
現実的にありえないコマ、彼の虚言癖(と彼女は思っている)に辟易、そして決定的な、……。
彼の、観覧車での胸に対する告白も、ね。ああ、そうなのかあって。彼が彼女に告白するシーンで、ちょっと泣いた。