ネフェルティティEXP.―ツーリング・エクスプレス特別編6 (花とゆめCOMICS)
当該シリーズ12巻をもって離れ、つい最近戻った身にはこの番外編はさらり和風味。昔Ver.の長編でやれば仏の移民問題を扱った『復活祭』なんかは深い話になるだろうしタイトルの第一話は後半アクション大作の気配十分。だが今回はそんな長編なら見せ場満載の部分はファラやリュシーの解説でさらりと終了。とはいえ、正直な嗜好としては軽い方が実は楽で嬉しい。リュシー夫妻の夫婦喧嘩を1話挟んでの主人公'S本編2本はどちらもテロを扱いディーンに持ち込まれる依頼もターゲットもその背景事情も昔と随分変わった。彼自身が無差別テロの被害者になるあたりはなんというか、激リアル。(で、包帯だらけの姿をシャルルにみられたくないとぼやくし、夜中に痛みで呻きつつやせ我慢するし・笑)回復後、自分が巻き込まれたテロの報復をするやり方も犯人にはそれが報復とはわからないやり方で、報復を理解させて始末していた昔からするとこれも現代性にとんでいる。まさに時事を扱う作者の真骨頂。
とかしかめつらしくいいながら、実は個人的に一番のインパクトは表紙のコスプレ?ディーン(^^年齢考えたら貴方、既によんじ・・ごほごほ(;^^Aいや〜鍛えてらっしゃる、お見事!
龍鳳 第1巻 (白泉社文庫 か 2-40)
熱心な読者というわけではないので、毎回内容をチェックしてから購入しています。
これは掘り出し物!
近代中国ものにするとは、目の付け所がいいなあー。
上海を舞台にした、遊郭に買われた少女の物語。時代の激動のうねりというやつが、ビンビン迫ってきます。続き読みたい。
星五つやっておいてなんですが、一巻であんなに何年も進んでしまうのはなんでかなあ。
遊郭を出た頃はいくら子供とはいえ、何をする所かわかっていたはずだし、いい人ばっかり多すぎないかなあ。
もっと深く掘り下げても良かったのでは。
サラディナーサ (第1巻) (白泉社文庫)
主人公のサラディナーサの生涯を中世の歴史になぞらえていて、とてもこの作品にどっぷりと浸ってしまいます。
誰でもサラディナーサのものの考え方に憧れを抱いてしまうのでは?
炎の月 6―ジェニーシリーズ11 (花とゆめCOMICS)
十分楽しめました。戦闘シーンやシリアスな部分ばかりでなく、こういう話の流れもありかなって思います。お酒が弱いというのは、少しあれっと思いましたが・・。
ジェニー 第3巻 (白泉社文庫 か 2-36)
文庫版3巻です。1と2が続けて出たあと、少し間があきましたが期待を裏切らず満足です。
読み切り連載の形を雑誌掲載時もとっていて、間が抜けたりしてましたがやっと話がつながったような、つながらないような。
「ツーリングEXP」に文庫版の2巻と3巻の間になる話があるらしく、そのことについては注釈が入っており、そこは残念に思います。