-memento- CLANNAD remix album
Anaの曲がポストモダン的アレンジなので聞きずらいかもしれないが、それでも買って損はないです。原曲とは少し違った感じになっていて、いい仕上がりになっていて癒し効果倍増してます。桜じょ曲が新しく入っているのですが、うっとり聞いてしまうほどでした。
メメント [DVD]
ボケ防止には最適な一品でしょう。
ストーリーを覚えようとするほどに面白さが増大しますからみんな頑張ってください。
ラストの衝撃の真実などショックが大きすぎて全然関係ない自分の記憶まで蘇りそうな勢いでした。
メメント・モリ
一番最初は学校の図書室で借りて読み、二度目は市の図書館で借りて読み、
三度目にしてようやく自分の手元に置きました。
何度も、何度も――繰り返して読みたくなる本です。
また読むたびに写真や文に対する感じ方が変わる本でもあります。
「死は病ではない」「人は死を選び取る」「死を想え」
死は忌み嫌われるものなのに、こ
の本を読むと尊くて愛しくて、ひどく安心するものなのだなぁと感じました。
命の大切さとか生の尊さを一方的に押し付けられた後に残るものよりも、
死が身近にあって避けようのないものだと謳うこの本を読んだ後に残る物のほうが、
私は重たいと思いました。
メメント・モリ
『ちょとそこのあんた、顔がないですよ。』このフレーズとインドの写真で始まる本書を読むと、「自分はなんのために、過ぎていく時間の中にいるのだろう。」と、自分の存在価値を急に考え始めてしまう。川岸に放置される修行者の死体。川に流れる死体をついばむカラス。流れ着いた腐乱死体をむさぼり食べる野良犬。かつて、三島由紀夫は横尾忠則に、「インドには行っていい時期がある。」と言ったそうだ。自分はまだインドに呼ばれていないが、自分の欲求がはっきりする本である。
メメント/スペシャル・エディション [DVD]
強姦され、目の前で無残に死んでゆく愛する妻の顔、それがこの男の最後の記憶だった。
男は事件のショックで新しい記憶を脳に留める事が出来ない障害を負った。手元に残したポラロイド写真と、身体に刺青として刻み付けた妻を殺した犯人の手がかりだけが男の記憶代わり。
ストーリーは男が目を覚まし自分がどこにいるのか、なぜそこにいるのかも分からない状態で始まり、後ろ向きに展開してゆく。私達は男と一緒にポラロイド写真のメモと刺青とだけを頼りに何が起こっているのか理解しようともがくことになる。たまらなくもどかしく、はがゆく、苛立ちと心細さで発狂寸前になる男の心理が痛いほど伝わってくる。
誰も本当には信用できない。敵なのか?味方なのか?本当の犯人は誰だ?誰もが男の記憶障害を利用して何かを企んでいる気がする。妻の死の前の記憶はちゃんとある。自分が誰で、どんな仕事をしていたかもちゃんと知っている。だが、本当にそうか?真実が辛過ぎて自分で歪めた偽りの記憶ではないのか?自分で書いたメモでさえ、あてにならない。自分が信じたいことだけを書き残しているのでないと、誰にわかる?
冷たい汗をかきながら思い出せない悪夢から覚め、「ああ、夢だった」と一瞬の安堵にまどろむまもなく、それが現実だったと知って沼地獄にはまるような重だるい恐怖に失神し、同じ悪夢にうなされてはまた目覚める。そんなだまし絵の中を永遠に彷徨するような苦しみから、男が解き放たれる時は来るのか?
おそろしく、哀しく切ない男のものがたり・・・。