男道
清原を周りで支えた人々が素晴らしい。
・・・もちろん彼がそう書いたから、そう思えるのですけれども。
本書から、印象的な話をいくつか。
お母さんは中学生の清原に毎日20キロのランニングを課し、
自ら自転車で一緒に走り続けた(自転車だって20キロは大変!!)。
そして清原を天理高校に入れたいからと、天理教に入信したお母さん。
ところが清原がPLの練習環境に惚れこんでPLに決まると、PL教に鞍替え。
これを天理教の方はこころよく受け入れ、その後もずっと清原を応援し続けたという話。
(「辞めると不幸になる」と脅す某カルト教団とは大違い)
年棒をどう運用しようかと迷う清原を、血相変えて叱り飛ばし、
「一本でもホームランを打つことを考えろ!!」と諭したお父さん。
引退を決意した桑田が、なおも清原のバッティングピッチャーをするため、
体を鍛えて、清原の最後の為に生きた球を投げた、という話。
感動しました。
清原が歩んだ道は、周りとの温かい絆に彩られた「男道」、でした。
オリックス・バファローズ 2008 ~男の花道を飾ったペナントレース猛追の軌跡~ [DVD]
オリックスさん、せっかくなんですから清原だけのDVDを作って欲しかった。オリックスに来てからの活躍はあまりパッとしなかったが、引退セレモニーなどで十分だし、復活までのドキュメント的なものもあればいいし…。他の選手には申し訳ないが、引退のカウントダウンで売れた清原グッズの数を見ればわかるでしょ。
実況パワフルプロ野球99開幕版
この作品はPS2やPS3のソフトではないので画面の鮮やかさはありません。しかし、内容(とくにサクセス)は歴代No.1だと思います。 冥球島はパワプロファンの心をがっちり掴んでます!!!!勝ち進めば阿畑、猪狩兄弟、野球マスク、佐賀、滝本、大友など個性あるキャラクターとチームを組める所なんて最高だと思います。毎回キューバがやたら強くて苦戦しました。最後はプロチームと対戦し、勝てば今まで戦った仲間をアレンジに保存できます。まさにパワプロ!!っと思わせる作品です。
FIELD OF NINE DIGITAL EDITION200
面白いです。野球をテーマにしたカードゲームはなかなかないので貴重です。内容もしっかりしていて戦略を立ててうまく試合を進めたり、ペナントなどを勝ち抜いて強いカードをもらいそれをまたデッキに組み込み有利に戦ってゆく。データなどは今となっては古いですがお気に入りに選手カードを使って戦って勝つというのは気持ちいいですよ。
プロ野球スカウトが教える 一流になる選手 消える選手 (祥伝社黄金文庫)
若干、読みにくい。どうしても各選手などを個別に説明する形態なので、流れる感じでは読めない。また、自慢話的な部分もあり、なじめない方もいるかも知れませんが、プロ野球好きなら一読の価値あり。
但し、巨人の人間が書いた事を認識した上で読むのが大事な部分があります。クジラ問題を日本側が書くのか、欧米側が書くのか。の違いではないが、書き手の主張が全て真なのかどうかは読者の判断にお任せです。