ミエチスラフ・ホルショフスキー・カザルス・ホール・ライヴ1987
95歳で初来日するだけでも奇蹟的ですが、ライブ盤でこの演奏のクオリティーは半端じゃないです!!
1曲目のバッハが始まった途端に引き込まれます。決して強いタッチではありませんが、ひとつひとつの音の粒立ちは美しさを湛えていて、ピアノを知り尽くした大家ならではの繊細な表現力も相まって、他の誰の演奏でも体験できない至上の世界に導いてくれます。モーツァルトも素晴らしいですが、ヴィラ=ロボスでの表現力は極上で、ショパンに至っては幸せしか感じません!!音楽に対するウンチクなど一切忘れさせてくれます。
ライブ録音という事もあるでしょうが、収録された音はオフ・マイクを生かした、カザルスホール独特の柔らかい響きを充分に拾ったもので、その響きがまたいっそうホルショフスキーの演奏を際立たせていると思います。
このコンサート会場に是非居合わせたかったと思うと同時に、このような素晴らしい演奏をいつでも何回でも聴ける事を幸せに感じます。
フィガロの結婚*歌劇 [DVD]
ショルティ指揮、ストレーレル演出、1980年7月14日のパリ・オペラ座公演のライヴ版。テレビ用の録画なので音はやや厚みに欠けるが、屈指の名盤。ミラノ・ピッコロ座の創設者であり、20世紀を代表する演出家ストレーレルの舞台が素晴らしい。茶色を基調とするどの部屋にも窓から斜めに光線が入り、フェルメールの絵のような陰影に富む。衣装の色彩がよくマッチして、茶色という色の落ち着いた美しさに驚かされる。この清楚な上品さは、17世紀のヨーロッパのものかもしれない。
今は亡きルチア・ポップのスザンナは、何度見てもその素晴らしさに胸を打たれる。2003年秋スザンナを歌う中嶋彰子は、スザンナは「すべてのソプラノのレパートリーの中で最もテキストの行数が多く、出ずっぱりで」最高に大変な役だと言う。そうだろう。モーツアルトの創ったスザンナは、人間の生命が輝く永遠のアイドルなのだから。この公演では、アリアや重唱の後の聴衆の拍手と叫び声が異様に長い。拍手が終わるまで次の音楽が辛抱強く待っている。ケルビーノ(=ケルビム=天使?小姓?)、スザンナ、伯爵夫人のアリアを、皆ここぞとばかり全身全霊を傾けて聴いているのだ。この喜びを共有することもまた、「フィガロ」にふさわしい喜びではなかろうか。
モオツァルト・無常という事 (新潮文庫)
「又、或る日、或る考えが突然浮び、偶々傍にいた川端康成さんにこんな風に喋ったのを思い出す。
彼笑って答えなかったが。
『生きている人間などというものは、どうも仕方のない代物だな。
何を考えているのやら、何を言い出すのやら、仕出来すのやら、自分の事にせよ他人事にせよ、解った例しがあったのか。
鑑賞にも観察にも堪えない。
其処に行くと死んでしまった人間というものは大したものだ。
何故、ああはっきりとしっかりとして来るんだろう。
まさに人間の形をしているよ。
してみると、生きている人間とは、人間になりつつある一種の動物かな』」
川端、小林両氏の共同作業としては、学生の創作コンテストの選者のしごとがありました。戦後のことです。そして、入選作なし、評者評の傑作が残りました。
ブラボーミュージック
いいっす、これ。たのしいですよ。
でもテンポの変わり目がわかりにくいのでちょいムズ。
そのため隠し曲の半分以上がだせない・・・
あと曲がちょいとマイナー・・・
でも買って損はしないとおもいますよん♪
ベイビー・アインシュタイン お誕生おめでとうセット (せかいのことば & モーツァルト) [DVD]
3か月の娘の為に購入いたしましたがベイビーモーツァルトは毎日見て繰り返しにしてつけてます。最近では見ながら寝るようになったので手放せない一枚です。
せかいのことばはまだ少し早いようであまり見せてません。