ゴールデン☆ベスト~KYOHEI EYED SOUL~
恭兵さんのCDリリースは本当に久しぶりで楽しみにしていました。全てのCDを持っていても、やはりベスト版で聞くと感動も何倍にも膨れ上がりました。このCDは本当にお勧めです☆
ハゲタカ DVD-BOX
かなり冒険してるというか、作っている製作スタッフの意気込みが感じられた。
村上ファンドやライブドア事件をネタに使っているっぽく、終盤には拳銃まで出てきちゃって
終始ハラハラして見れました。
キャストも民放なら大森さんは鷲津役には使わなかっただろう。それ以前この作品は
NHKだからドラマ化できた企画ですね。ホントにNHKには感謝したい。
久々に骨のあるドラマを見た。そしてこのキャストだからこそこの作品の評価が高いと思う。
ホライズンインベストメント、大空電機、サンデートイズなど、実際にこれらと似た状況に
ある企業が実在することは経済に少しでも詳しい人ならわかると思います。
こういったフィクションと現実を織り交ぜたドラマは何かしらの説得力がある。
何年か前から日本でも「ハゲタカ」という言葉がマスコミを通じて、ハゲタカ=悪、という
世間的に悪いイメージを植え付けたが、実際には本編でも鷲津が言ってるように、善悪という
尺度で測れるほど経済は単純なものではないと教えてくれる作品です。
ゴールデン・ベスト
歌:柴田恭兵、作詞:田中康夫、作曲:近田春夫。いまとなっては100パー考えられない組み合わせである。三者三様の汚点、消し去りたい過去かもしれない。
小説同様、歌詞に註釈が付いてる。レイニー・デイ、グルーミー、ハップハート、メディタレイニアン・バー、ファラ・ガール、アフェアー、アーバン・デイ、ステディ...もういいってか?小説でさえ過剰に思えた康夫ちゃんの世界観が2'46"に余すところなく投入されていて、大爆笑である。
小説が1981年1月、このイメージソングが4月、映画が5月だから、田中康夫はあっという間に時代の寵児になった訳だ。売れ始めたばかりの新人作家で、イメージソングを作るってだけで有頂天だっただろう。あと半年経ってたら、田中康夫が柴田恭兵の宝焼酎「純」のコマソンにGO出し、しているはずがない。
柴田恭兵は1979年のTBSドラマ「赤い嵐」で思いっきりメジャーになるとともに、思いっきりダサイ存在にもなっていた。“何やってんだい、しのぶちゃん”とミュージカルノリで能勢慶子に絡むアレである。柴田恭兵は、それはそれで味もありファンもついてた訳だが、「なんクリ」は柴田恭兵のイメージとオーバーラップする部分はほとんどなく、ファンにとっても???だったのではないか。
近田春夫はこの年、ぼんちで当てていた。とにかく何でもこなしておこう、という時期だったのではないか。全体としては当時の近田テイストの曲だし、後年CMで才能を発揮しているように、サビは非常に耳に残るものになっている。でも当然詞先だろうこの詞と、柴田恭兵のキャラ、歌手としての個性...手に負えるシロモノではない。
まあ20年後の柴田恭兵は予想ができたとしても、近田春夫がテクノ・トランスの人になってたり、ましてや康夫ちゃんが長野県知事になってるなんて本人すら予測もつかなかったはずだ。思えば遠くへ来たもんである。
「あぶない刑事」オリジナル・サウンドトラック
横浜を舞台にして、ちょっぴり「和製マイアミ・バイス」してた・・・あぶない刑事。主役の舘ひろしさんと、柴田恭平さん・・・すごくキマってた。港署の、中条静雄さん、山西道弘さん、仲村トオルさん、ベンガルさん、浅野温子さん・・・みんなよかった。
映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]
ハゲタカシリーズはNHKドラマから入り惹き込まれ、その後小説も一気に読破した私
本作は仕事が多忙な時期だっただけに映画館に観に行くことが叶わなかったので、年末に予約し昨日ようやく鑑賞するに至った
楽しみにしていただけあって非常に大きな期待感を持って観たわけだが、正直な感想をいうと期待以上ではなかったが期待通りの面白さといったところか
解説にもあるように、ここ1、2年で現実の市場は激動の一途を辿っており、本作はその現実に歩を合わせるために急遽脚本を大幅に改変したとのことで、現実との乖離が無くなったということで違和感を感じずに観れた良さは十分出ていた。ただ一方ドラマ版で存分に感じることができた作り込みの深さが薄れてしまったことは否めないといえる
この点、ドラマが期待以上であったが故にややハードルを高めに設定してしまったこともあるが、本作を星4つと評した理由である
内容的には敵役の劉一華=玉山鉄二が非常に良かった
登場当初は鉄仮面のように冷酷なキャラクターで終始するのかと思ったが、彼の背景を描くことで正しいかどうかは別として彼なりのプリンシパルが存在し非常に熱い存在であることに気づかされる
結果として悲劇的なエンディングとなってしまうわけだが、存分に存在感を発揮したといえるだろう
片や主役たる鷲津政彦=大山南朋は本作ではイマイチ顔が見えづらかったと言わざるを得ない
あえて劉の存在感を際立たせるために存在を薄めていたとすると一定の成功といえるのだろうが、しかしながら本作シリーズで最重要であるはずの彼のプリンシパルが見えないというのは私にとっては少々残念であった
あえて辛口の評価になってしまったが、それも私にとって本作は自分自身が同業であり現実にリンクしやすいということもあり愛着がある故である
是非多くの方にお勧めしたい
最後に劉の放った一言
”日本は生ぬるい地獄だ”
現実もその通りなのだろう