アンフェア the answer DVDプレミアム・エディション
私はドラマ版「アンフェア」のファンでしたが、SP1で雲行きが怪しくなり、
それに続く「劇場版1(the movie)」の あまり出来の悪さに落胆した人間です。
本作の直前に北乃きい主演の「ダブルミーニング 二重定義」が放送されましたが、
ほとんど本編に絡まない内容であったため、地デジ録画だけで済ませました。
この最終作「アンフェア the answer」はネット上での酷評がすさまじかったので
まったく期待せずに劇場へと足を運びましたが、単にドラマのイメージと異なって
いるというだけの話で、劇場版1より遥かに完成度の高い仕上がりとなっていました。
また香川照之さんも少ない出番ながら、非常に重要なシーンを熱演されていますし、
監督の佐藤嗣麻子さんによる女性視点でのストーリー描写が目立つ作品です。
プロテクトドングルの謎を打破する香川照之氏のIT技術力が神レベルだったり、
予告編インパクト画用に殺される無関係な女性がいたりと違和感もある作品ですが、
そういった欠点を補って余りあるほど、最後に悪党をギャフンと言わせた後、
「○○、馬鹿かお前は…」と吐き捨て→夫婦の絆を見せ→テーマ曲→タイトル→
怒涛の伏線回収しまくり映像群→中島美嘉「Love is Ecstasy」で決めるという
素晴らしい演出が最高に格好良く、有終の美を飾っていると思います。
映画「シックスセンス」のように、1回目より2回目の方が楽しめる映画であり、
実際の国家機密が入ったUSBメモリの行方を考えるだけで面白い傑作邦画です。
アンフェア the answer DVDスタンダード・エディション
実に面白いです。このシリーズでは、最高ではないでしょうか。脚本が素晴らしいです。きっと練りに練ったのではないでしょうか。篠原さん演じる、雪平は、とても可哀想な境遇ですが、ストーリー的には、彼女のキャラをより引き立ててますね。最初から最後まで、息をつかせぬ展開で、見終えます。是非、御覧下さい。
Cut (カット) 2012年 02月号 [雑誌]
CUT2月号の特集は「2012年は彼らだ!」。
充実のインタビューが続きます。
BUMP OF CHICKEN。
藤原基央インタビューは、
なんだかはっきりしなくて高校生のようなシャイでナイーブな少年に対するもののよう。
野心と理想を追求しようとする大人の志も感じられ、とてもアンバランスな印象。
これがBUMP OF CHICKEN。
松山ケンイチ
大河ドラマ『平清盛』に没頭する日々。無邪気に大役にのめり込む感じがキュート。
まだまだ若手です。
阿部サダヲ
『マルモのおきて』のブームもこの人には関係なく、あくまでマイペース。
まあ、いそがしい人です。シンプルに役を楽しめる役者さんですね。
インタビューのテンションの低さが逆に阿部サダヲ的です。
戸田恵梨香
役者が代表作に巡り会うことの意味の大きさを感じられるインタビュー。
劇場版『SPEC』の撮影を通じスタッフや共演者との熱い絆を感じます。
頭のいい女優さん。
仲里依紗
売れっ子女優はエネルギーが余っていますね。
そんなエネルギーや充実感を感じるインタビュー。
染谷将太×二階堂ふみ
映画『ヒミズ』の染谷・二階堂コンビ。
昨年のヴェネチア国際映画祭で新人俳優賞を獲得したふたりの仲のよいインタビュー。
お二人ともまじめですね。
杏
素直で感じのいい女優さん。
気がつくと人気が出てしまった現在の環境に対する戸惑いと、
今後のキャリアへの希望。
育ちがいいのでおっとりしてます。
クリント・イーストウッド
さりげなくクリントイーストウッドのインタビュー。
しぶい。