戦国BASARA Blu-ray BOX 初回完全生産限定版!!!
放送中の弐をちら観してから興味が出たので思わず購入してしまいました。
ゲーム未プレイなので、詳しい世界観・ストーリー共に初見だったのですが・・・はまりました。
それもやはりクオリティの高さが原因かと。下手なアニメより断然美しく観やすく、演出もすばらしい。
ストーリーもギャグ色が強いのかと思えば、シリアスもしっかり。時に涙腺もゆるみます。
しかし何よりも、筆頭がカッコイイ!!!!
腕組んで馬で爆走しようが、英語叫んでようが、ポーズ決めていようが、カッコイイ(笑)
また他のキャラも個性的で、かつそれぞれの心情もちゃんと物語の一部に組み込まれていたりで、キャラが多い割りにはうまくまとまっていると思います。
アニメ作品としてこれだけでも十分楽しめました。
少しでも興味のある方(はちゃめちゃ戦国世界観どんと来いな方)は手元に置いておく価値十分だと思いますので、お勧めです。
本能寺の変 四二七年目の真実
信長、光秀、家康、細川藤孝、秀吉と戦国武将間の
権力闘争について納得できる視点を提供していただき
わくわくいたしました。
今までは通説に従って権力が移っていったぐらいに
理解していた程度でしたが、実は大事を決める
意思決定は私情なんかではなく、よって立つ理屈がないと
ふん切れないとものだと改めて説得させられました。
各権力者が策のために密約を交わし用意周到に準備をし、
チャンスがあれば即断で実行に移す。
戦国の武将の権力闘争のダイナミズムに引き込まれました。
また、物の見方として、例えば、政治でも企業の場合で
変化が生じた時、それぞれの意思決定の本質が
何であるのかということをしっかりつかむ必要がある
ということを教えてくれています。
的確な問いの設定と、根気のいる調査と、書き上げ
られた忍耐力と文章力に敬意を表します。
信長の野望 天下創世 (説明扉付き厚型スリムパッケージ版)
こういう系統のゲームはAge of Empires以来あまりやっていなかったのですが、本作の体験版でおもいっきりハマってしまいました。私のPCはゲームやるのにはあまり向いていない方なのですが、そんなPCでもかなりスムーズに動くし、ユニットの動きも綺麗なので驚きました。
前半から中盤にかけて徐々に自分の領地が広がり、それに伴い町並みが発展していく様子はプレイヤーをワクワクさせてくれます。ですが、この系統のゲームの宿命かもしれませんが、
後半になり自分の大名が天下人になると敵なしといった感じで面白みがなくなってきてしまいます。そのあたりを考えてか決戦というシステムがあり、自分の大名と敵大名との総力戦がありますが、気のせいか敵AIがお馬鹿なので正直あんまり歯ごたえがないです。
野戦は前述の通り敵AIが若干お馬鹿なので、よっぽど数・装備において劣っていない限り負けることはないです。なので、少し歯ごたえのなさが残るものの、その分攻城戦で結構苦しめられます。その辺のバランスを考えると合戦は可もなく不可もなくといったところでしょうか。どちらかというと合戦よりも内政を楽しみたい人向けかもしれませんね。
さらに、随所に盛り込まれているムービーやBGMの完成度が非常に高く、それだけでもかなり楽しめます。そんなプレイヤーの気持ちを察してか、BGM鑑賞モードもあり、BGMをじっくりと楽しむことも可能です。
「信長の野望」シリーズは初めてだった自分ですが、操作やシステムに困ることもほとんどなく、非常に楽しめました。それでこの値段なのに改めて驚いています。時間に余裕があって、暇な方にぜひおすすめしたいゲームです。
戦国BASARA 其の弐 [DVD]
個人的に買おうか買うまいか迷ったんですが、自分の一番好きなキャラの幸村が表紙だったし、それに全巻購入者特典もあるので買いました。今回の話は、慶次が主になる3話と、長政やお市が中心となる4話の2話収録です。あんまり表紙とは関係ない感じの話だったけど、2話とも楽しめました。ただ、一巻の時のように初回限定特典を今回も入れてほしかったので、☆は4つにしました。
火天の城 [DVD]
原作小説の方が面白い。映画では、匠の技を次世代に厳しさをもって伝える、という重要な要素が弱い。そしてクライマックスの人海戦術は、フィクションとは言え無茶だろう。小説に描かれた工法の方に説得力がある。木曽檜の杣頭のエピソードも矮小化された。
それでも原作とは別物とわりきれば、映画としての見応えはある。安土城建設作業を映像で観ることができるのは嬉しい。大工としての矜持と情熱を持ち、木の声に耳を傾け、臨機応変な対応で皆の心をまとめる総棟梁(西田敏行)の統率には目を見張る。本作は西田敏行の代表作の一つになると思う。大竹しのぶの演技もさすが。台湾で撮影した巨木は本物の迫力が伝わる。上記人海戦術の場面も、築城にかける皆の思いが一つになったことの視覚化で、映画ならではの緊張がある。
原作もそうだが、プロデューサー信長という視点が面白い。その信長役の椎名桔平も好演だ。本作を、映画のプロデューサーと監督の物語になぞらえることもできる。信長は口うるさいけどヴィジョンを持ったカリスマ・プロデューサーだ。