フォー・フレッシュメン&ファイヴ・トロンボーンズ
フォー・フレシュメン (The Four Freshmen 1948年〜) はアメリカ合衆国インディアナポリスのバトラー大学で誕生した男声カルテット。アルバムは1955年の録音でスタンダードを豪華バックと共に格調高く仕上げた名盤である。タイトルにある「五つのトロンボーン」とは、フランク・ロソリーノ、ハリー・ベッツ、ミルト・バーンハート、トミー・ペダ ーソン、ジョージ・ロバーツの事。その他にピアノのクロード・ウィリアムソン、ギターのバーニー・ケッセル、ベースのジョー・モンドラゴン、ドラムのシェリー・マンと名手が参加。この名前を見るだけで聴かずにはいられない衝動にかられた。
(青木高見)
Collector's Series
キャピトル・コレクターズシリーズのフォー・フレッシュメン!全21曲全て最高。ブライアンが影響を受けたのが理解できる程息をのむほど素晴らしいコーラスワーク、随所に鳴り響くペット!単なるベストではない!スタジオでのやりとりが聞ける点でもファン感動ものだ。ビーチボーイズ・ファンには「their hearts were full of spring」は涙もの。
フォー・フレッシュメン&5トロンボーンズ
男声グループ・ヴォーカルの傑作と言えばこれだ。5本のトロンボーンに、ピアノ(クロード・ウイリアムソン)バーニー・ケッセル(ギター)ジョー・モンドラゴン(ベース)シェリー・マン(ドラム)の豪華メンバー。男声コーラスと複数のとトロンボーンのハーモニーがこれほど、美しかったのか。と、びっくりするはずだ。さすが、約50年前の録音だけあって、「アイ・リメンバー・ユー」の歌い方、ハーモニーなど現代の男声コーラスグループ、たとえばシンガース・アンリミテッドなどに比べると、ちょっとノスタルジックな感じもする。しかし、美しいハーモニーは、いつ聴いてもいいね。このアルバムのヒットで、5ギターズ、とか5サックシーズとかのアルバムも制作されたが、出来はこのアルバムがベスト。もちろん、フォー・フレッシュメンのベスト盤である。(松本敏之)