夜の大捜査線 霧のストレンジャー [スタジオ・クラシック・シリシーズ] [DVD]
人種差別の根深い、米南部の街に、ポワチエ演じる、黒人のエリート刑事が、捜査にやって来る。 当然ながら、捜査の難航や、いさかい、反発などがある。 最初は、非協力的だった、スタイガー演じる署長も、ともに捜査する事となるが、この映画のいいところは、ちょっと、協力的になったからと言って、単純に、友情です、とか、理解しあえたとか、という結果にしてないところ。 彼らの関係は、もしかしたら、一歩前進はしたろうけれど、解決した訳じゃない。 押さえた演出で、よかったと思う。
踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! [DVD]
冒頭のSATとの対決から始まり、中盤まではわりと盛り上がってなかなか面白かったと思います。
ただ後半からは物悲しい音楽の中話が進んでいき、テンポが悪いしイマイチまとまりがないような気がします。
結果全体的な印象が暗くなってしまい、見ているこっちまで重く悲しい気分になってしまいました。
また、今回の猟奇的な事件はちょっと無理に作りすぎているような気がします。
犯人たちの思想もよく理解できないしあまり現実的ではないように思いました。
真矢みき演じる沖田管理官のワンマンぶりも度を越えていて、不快に感じるほどです。
踊る〜シリーズはあくまで「楽しめる」作品であってほしいので、暗い深刻な雰囲気が漂う今回の映画はあまり好きになれませんでした。
踊る大捜査線スペシャル (扶桑社文庫)
こちらの本は「秋の犯罪撲滅スペシャル」「歳末特別警戒スペシャル」及び「踊る大捜査線THE MOVIE」の3つのストーリーの小説版です。今更読んでも・・・と思うかもしれませんが、本として読むとやはり映像版には無い心の動きなども描写されているため奥や裏がわかります。
映像版から多少アレンジがされていますがスムーズにかつテンポよく読めますので「踊る~」ファンは一度読んで見てください。やっぱり青島刑事の「事件は会議室で起きてない。現場で起きてるんだ!」のセリフは小説になっても光り輝いてます
夜の大捜査線 [DVD]
田舎警察のアバウトさと正反対の、
知的で冷静なバージルが魅力的だった。
サクサク進む推理小説のような面白さ、
レイ・チャールズの歌も良かったです。
黒人というだけで命を狙われるなんて、
その差別意識の根強さが、やりきれない。
署長とバージルの距離が少し縮まった
あのさりげない駅のやりとりが心に残ります。
差別意識を越え、友情のような気持が生まれた、
とても素晴らしい一瞬に感じたのです。
ちなみに主役はシドニー・ポワチエだと思っていたので、
主演男優賞にロッド・スタイガーの名があり、不思議でした。