薔薇のない花屋 ディレクターズ・カット版 DVD-BOX
素晴らしい作品だと思う。
特に野島伸司の脚本の凄さを思い知らされた。
ポイントは、2つの謎解き(そのうち1つは一回目で解けてしまうが)であるが、2つ目の、そして最大の謎解きもあざとさを感じさせず、素直に感動してしまった。
登場人物のキャラクターとぴったり合った展開なので、ストーリーに強引さ、違和感は全く感じなかった。
最終回は、後半どこの場面で終わってもすばらしいラストに思え、実際、ここで終わってほしいという場面がなんどもあった。
しかし、その後に続くシーンが全く蛇足にはならず、本当に凄い脚本だと思った。
周囲の人を幸せにしたい、他人を恨まない、妬まないという気持ちが如何に素敵なものかということを思い知らされました。
また、あらためて言うまでもありませんが、題名、登場人物の名前に関するネーミングも抜群でした。
また、脚本以外でもこのドラマは素晴らしいところがたくさんあります。
竹内結子を始めとしたキャスティングもそうですが、画面の作りもとてもきれいです。見とれてしまう、美しい映像がとても多かったです。
生きるのが嫌になった人にぜひ見てほしい作品です。
ビートたけし×松本清張 点と線 [DVD]
松本清張不朽の名作、点と線。映像化不可能と言われていましたが、出来上がりは相当なものだと思います。「4分間マジック」に魅せられました。キャストも豪華出演者が大勢で、大満足でした。ラストは衝撃的でした。メイキングも面白いです。中高校生でも十分楽しめます。
沓掛時次郎 遊侠一匹 [DVD]
股旅物の傑作。加藤美学の集大成。錦之助の名演とあいまってその様式美に打たれる。東映時代劇というより映画界全体の斜陽とだぶったようなリリシズムが全編ただよう。なかでも雪の降る場面から下にカメラがパンすると宿の女将に錦之助が告白しているシークエンスは特に秀逸。
演歌の女王 DVD-BOX
視聴率もネット上での評判も悪かったこのドラマ。。。。
しかし、「女王の教室」の流れでなんとなく買ってしまった。。。。w
1話〜3話を観た後。。。正直納得。。視聴率・・・評判・・・ww
はっきり言って狙いすぎ!!!!あらゆる意味においてだ!!!!w
そして狙いが外れたドラマと言えよう!!!!(キッパリ
俳優陣が結構気に入ってる人達だっただけに残念!!!実力を発揮させる事ができなかったのは制作側に問題があったのではないか?(いやマジで。
さて!じゃあこのDVDは買って不正解なのか?と言えばそうでもない!俺的には買って正解の一本(一箱)と言えよう!!!!(笑
まずエンディングソングはOK!!!>平井堅 「君の好きなとこ」
久々に全話エンディングを飛ばさずに観た!!!!!w
ストーリーはイマイチ。演出も脚本もイマイチ。でも俳優陣のキャラは楽しめる!(笑
まとまりのない中途半端なドラマではあるが楽に観れてストレス発散にはなるだろう!!(笑
昭和の美人女優
書名の通りの本でした。400ページ近いボリュームは、昭和の銀幕を飾った美しい女優たちが84人も登場します。いずれのポートレイトも雑誌『平凡』のカメラマンが撮ったもので、秘蔵写真館という副題の通り、ファンには垂涎の出版と言えましょう。各女優の生年、デビュー作、代表作などのプロフィールと魅力的な写真が満載してありました。
第1章の復興期では、昭和二十年代前半の原節子、田中絹代、山田五十鈴、高峰美枝子、高峰秀子、轟夕紀子、小暮美千代などの女優の姿を掲載しています。彼女たちは、戦前、戦中、昭和20年代前半に活躍し、その後は引退するか年を重ねてテレビに登場したわけですが、全盛期の美しさを知る由もなく、本書でその語り継がれる美を確認しました。
第2章の成長期にあたる昭和二十年代後半では、美空ひばり、久我美子、香川京子、八千草薫、岸惠子、岡田茉莉子、若尾文子、南田洋子、山本富士子など、綺羅星の如くという表現がぴったりの女優陣です。やはり全盛期の美は光り輝いていました。
第3章の成熟期では、昭和三十年代前半に美しさの頂点を極めていた浅丘ルリ子、草笛光子、池内淳子、中村玉緒、司葉子などが登場します。彼女たちもその後の芸能活動で当然見知っているわけですが、20代のベストの容姿もまた格別でした。
第4章の青春期と題された昭和三十年代後半の時代は、岩下志麻、三田佳子、藤純子、松原智恵子、和泉雅子、酒井和歌子、内藤洋子、吉永小百合など、スクリーンで見た女優が掲載してありました。今もその美しさを披露されている女優たちですので、皆の知るところですが、若き日の表情の輝きはやはり素晴らしいものがありました。
雑誌『平凡』第5代編集長の高木清氏の「はじめに 雑誌『平凡』を彩った麗しき昭和の美人女優たち」、マガジンハウス代表取締役の石崎孟氏の「終わりに 1910年生まれの熱血漢岩堀喜之助生誕100年によせて」の文章が寄せられています。
映画は「昭和の世相史」を形作るものでしょうが、そのスクリーンを飾った女優をこれだけ集め、1冊にまとめた企画と内容に感謝すべきです。我々より上の世代、特に戦後に青春期を送った方々への思い出の書となりそうです。