Strauss: Elektra in Full Score
譜面が凄まじいことになっているリヒャルト・シュトラウスの作品の中でもとくに凄まじいことになっているエレクトラのスコアですが(それでもシェーンベルクの「グレの歌」よりはマシ)、いちおうそれなりに綺麗にリプリントされています。しかし原版のかすれなどは仕方ないとしても、印刷ににじみがあったり色が灰色っぽく薄くなっていたりするページがありました。普通のスコアでもこういうことがあると見にくいのに何十段もあるエレクトラだとかなりマイナス点になってしまいます。
そのほかの点はよいので星4つ。スコアのなかのドイツ語の英語訳はあり(Doppelgriff, double stopのように)。もちろん台詞、ト書きなどはドイツ語のみ。
[フィットフロップ] Electra / エレクトラ09
スパンコールがびっしりで見た目も履きやすさも満点です。
一日立ち仕事をしていても全然へっちゃら♪
ですが履いているうちに、一定方向に並んでいるスパンコールが、ひっくり返ってきます。
ので、★をひとつ減点しました。
ディズニー・ミーツ・ジャズ ~トリビュート・トゥ・ウォルト・ディズニー
自分の披露宴につかうBGMを探していて、このCDを見つけました。
ディズニーの曲はすきだけど、そのままではめざす雰囲気と違うなぁ、
ジャズ・ボサノバ系がつかいたいなと思っていたので、まさにぴったりでした!
もちろんボサノババージョンも合わせて購入しました。
いつものディズニーがまた違った曲に聞こえて、とても新鮮です。
思った以上に全体が落ち着いたアレンジでした。
これから普段の生活でも何気なく、
でもちょっとおしゃれな時間を味わえそうな一枚です☆
エレクトラ―中上健次の生涯
これまでも幾つかの評伝を読んだが、これ程に圧倒されたことはかつてなかった。
当然、中上建次の作品は何作も耽読してきたが、それらの作品がどのように生まれ、編集担当者との壮絶なやりとりの末完成されたかを知ると、もう一度、中上作品を読み直さずにはいられない。
無頼派、豪放磊落、破滅的な作家とならした中上健次もこの作品を読むと、物悲しくもあり、家族をこよなく愛した普通の男の一面も垣間見えた気がする。内包するエネルギーを常に放出してるような印象を持っていた作家だったが、少しではるが身近な存在となりえた気がする。
あの時代あのような出自を背負い生きた男の足跡を、著者はしっかりと描き追った渾身の評伝である。中上作品を読んだことのない読者にもお奨めだ。