floating pupa
ちょっとバード・バカラック風?とか思ってしまった。MARIMOを聴いていると、雨に濡れてもが思い出されるし、全体的なホーンの使い方にも、なんとなくバカラックを感じる。連続して何度も聞きたいとは思わないが、ふとしたときにふと聴きたくなる、爽やかな音楽だと思う。現代性もあるし、ゆったりした過去性もある。いいんじゃないですか。一曲目のタイトルが「ジャーゴン」(こ難しい用語、みたいな意味です。思想とか批評の場で使われる単語ですね)なところも、今どきっぽくなくて良いですね。
にほんのうた 第一集
CDをプレイヤーに入れて、まず耳に入る三波春夫+コーネリアスの「赤とんぼ」が面白い。
エレクトロニックな要素は極力排され、渋いヴォーカルに寄り添うような静かな伴奏が心地よい。
他にも、静謐さを湛えたグリッチ・ノイズに淡く強いヴォーカルが乗ることで、身を切るようにせつない仕上がりになった坂本龍一+中谷美紀の「小さい秋みつけた」、
ジャジーでスウィンギンなリズムが楽しい八代亜紀の「証城寺の狸囃子」、
テクノ方面で活躍している金原千恵子ストリングスを従えたくめさゆりの「旅愁」など、
ノスタルジーに訴えるエモーショナルな作品が多い。
秋の夜長にしみじみと聴きこみたい。
期待していたヤン富田(ドゥーピーズ)は、ミニマルな感じで、これまたエレクトロニックな要素は少なく、ちょっとがっかり。
カヒミ・カリィはいつものようにウィスパー・ヴォイス。大友良英のギターもギャンギャンに唸ることなく、声に静かに寄り添う。
仮面ライダー×仮面ライダーOOO(オーズ)&W(ダブル)feat.スカル MOVIE大戦CORE ディレクターズカット版【DVD】
恒例の劇場版のディレクターズカット版です。
戦略の是非はさておき、ファンならばやはり心惹かれてしまう内容ですが、
そこまでオススメするほどの品ではありません。
作品そのものは素晴らしいので星四つですが、購入はまた別個の問題とお
考えください。
各追加カットはすでに商品説明でも行われていますが、オーズ編の追加は
さして意味を感じません。尺の都合でカットされたのもむべなるかなと。
スカル編については、それなりに意味があり、交錯する過去編と現代編の
補完、ハードボイルドなスカルの在り方に寄与していると思います。
が、前回のMOVIE大戦でもあった改悪ですが、スカル編とオーズ編が前後
入れ替わっています。基本的にどちらが先でも構わない構成とは思います
が、正直言って少しでも商品に目新しさを出すための策としか思えません。
しかも別に成功していない。劇場公開時の構成のままがよかったです。
また、ディレクターズカット以外の特典は正直薄いです。コメンタリーと
あまり惹かれないライナーノーツのみ。
少しでも新規の映像を見たいという生粋のファンの方は購入すべきでしょう
が、それ以外の方にはさして意味のない品です。
メランコリア
一生の宝物に出会うことができました。
2010年のこのアルバムとの出会い、その感動を生涯忘れません。
何回も何回も聴いても、その奥深さに心打たれます。
そして音色の美しさ。
ありがとう!