Meeting People Is Easy [VHS] [Import]
最近、日本盤も廉価再発売されました。この輸入盤が日本盤よりも勝るところは音声仕様です。日本盤の音声は通常の2ch stereoのみですが、輸入盤には5.1ch音声が入っています。リージョンコードもフリーで日本製プレーヤーでも視聴可能なので、ホームシアター環境が整っている人には輸入盤をお薦めしたいところですが、肝心の内容が純然たるLiveではなくドキュメンタリーなので日本語字幕がないとちょっときついと思います。もちろん日本盤は字幕付です。
RADIOHEAD (rockin’on BOOKS)
素晴らしいレディオヘッドの本です。各オリジナルアルバムの解説は楽曲ごとに各ライターさんが書いている。「クリープ」がある「パブロ・ハニー」の解説はどこかぎこちない?ですが。 それよりもインタビューがよい。OKコンピューターの楽曲について、トムとジョニーは醒めていて人によってはつまらんかも。 ただ…「KID A」の小野島氏の解説はいただけんです。なんだかにわか匂いのする解説で、肝心の楽曲解説もなんか変にオタク的。 TKOLに関してのメンバーのインタビューはなし。高見展さんの解説あり。まあよい中身ですな。 なお私は「イン・レインボウズ」をタダで落としたのですが、この部分のインタビュー及び解説もイイですね。 OKコンピューターとなると本格的。私もあれは傑作だと思います。やはり楽曲ごとの解説がいい。変なコレクター的興味にはなっていません。 なお、アトムズ・フォー・ザ・ピースおよびトムのソロの解説の箇所はありません。 総合的に見て素晴らしい本です。レディオヘッドはこの世のどんなジャンルの音楽にも属していません。そこが好き嫌い分かれるでしょう。 定義付けを徹底的に嫌がる、否定する、つかみどころのないバンドです。このよい本はあなたのレディオヘッド理解への少しですが助けになるでしょう。 追記:「アイ・マイト・ビー・ロング」のページはありません。
The King of Limbs
レディへのアルバムはすべて持っていますが、今回のアルバムは、レディへ史上最もダークで怪しい(笑)と思います。
今作は全体的にベースとドラムが強いです、ライナーノーツにあるようにダブステップの影響があるのかと。あと今までのアルバムよりトムの声が少し大きめに収録されてるような気がします。
アルバムの後半3曲は前作のIn Rainbowsに若干近く、穏やかで美しい曲が続いています。5曲目のLotus Flowerを含め後半の4曲の方が聴きやすいかと思います(今作は8曲で構成)。
前半の4曲は、新しく、今のレディへを現しているのかも。3曲目のLittle By Littleなんかは特に変化球。どこかの民族楽器のようなものであったり、色々な楽器が使われていて面白い。
Radioheadは立ち止まらず、常に新しいものを探し、新しいことを生み出している。
今作をまだ聴いていない方は、某チューブとかで視聴せずに、CDを買って、コンポなどで聴いてください。
Ok Computer
1997年に発表された、《レディオヘッド》の名盤です。これもまた、90年代ロックを代表する《問答無用》の傑作です。とにかく最初から最後まで、ただひたすら《美しい》アルバムで、思わず《サイモン&ガーファンクル》や《ザ・スミス》を連想するほどです。「美とは、それ自体が、一つの救いである」。思わず、そんな言葉を思い浮かべてしまうほど、美しいアルバムです。あと、『OK コンピューター』という意味不明のタイトルも面白いです。思わず、職場のパソコンの前で、「OK、コンピューター。そろそろ、仕事を始めようぜ」と、心の中で呟いてしまいそうです。いずれにしても、90年代ロックを語る上で、欠かせない重要な名盤です。
ライブ・アット・アストリア [VHS]
何故誰もレビューを書いてないんでしょうか?CDの方にはたくさんありましたが、寂しいっすねえ。CD、ビデオ、DVDなどなど色々ありますけど、その中で一番愛して病まない作品です。RADIOHEADの作品って言うのは、はっきり言って哀しいかなCDじゃその全てが伝わらないんですよねー。RADIOHEADの魅力、凄さ、全てを体感したいなら、まずライブに行くのがベストなんですけど、もし行きたいけど今まで1回もチケットが取れなかった、何らかの事情で行けないと言う方がいたら、このビデオからでも熱気、気迫、彼らの思いなど全て伝わりますから、是非是非オススメします。とにかく泣けます。感動出来ます。興奮出来ます。DVD化してくれないかなー。もう観すぎでボロボロなんで・・。