クライマックス ロマンティック・ソングス
買って、久々に聞いて、90年代の思い出が、一気に蘇ってきました。特に、CHAGE&ASKA YAH YAH YAHから一気に90年代に放送があった振り返れば奴がいるの一場面を思い出しながら、聞いていました。
WORKS THE BEST OF TRF
90年代中盤、小室ファミリーと呼ばれ時代の顔だったアーティスト達の先駆け、TRF。当時中学生くらいだった人達はみんな好きだったのではないだろうか。が、しかし、懐かしいだけではない。今聴いても十分胸打たれる踊って泣けるナンバーがズバリ勢ぞろい。TRFの入門書としてお薦めの一枚。
ボーイ・ミーツ・ガール&汚れた血&ポンヌフの恋人 DVD-BOX~レオス・カラックス監督 “アレックス三部作” ~ [DVD]
「汚れた血」について。ランニングタイム114分。これまでのソフトはすべて119分。各種資料では元々125分の本作。119分になったのはソフト化の際にPALマスターからのテレシネで短縮された、と理解していたが、パッケージの説明に「今回唯一入手できたマスターがPALマスターであったため時間が短くなっているがカットは一切なし」の旨の記載あり。つまりテレシネ前のオリジナルタイムが119分ということ。昔出ていたレオス・カラックスについての本の記述にアレックスとマルク(ミシェル・ピコリ)が夜、車で話すシーンについて書かれていたが、本編にはそのようなシーンはなかった。今回、特典映像として削除シーンが収録されており、それがまさにアレックスとマルクの車での会話シーン。時間も約6分弱。1986年時点ではこのシーンは存在していたのではないか、それで125分。恐らくカットされた現在の編集が最終的な形になったのだろう。長年の謎が解けた。特典に初公開となるメイキング映像。メイキングというよりはNGカットやアウトテイクス、カメラテストらしき映像、セットを解体するビデオ映像。殆どのシーンで音声なし。しかしこれが素晴らしい。撮影当時が伺える貴重な映像の連続。本作のファンであればこれだけで感動するはず。前髪に息を吹きかける印象的な仕草のカットの前後でおどけるジュリエット・ビノシュの表情など。カラックスが大切にしまいこんでいた映像を蔵出ししたかのようです。本編についてはデジタル・リマスターということですが、以前発売されたものとほぼ画質は変わらないような気がしますが、少し色味が増しているようです。しかしどうせならBlu−rayで出して欲しかった・・・。
そのほか「ポンヌフの恋人」のみHDリマスター版ということですが、あまり画質は良くないと感じました(元々少し荒れたような画質を追求した作品ではあると思いますが)。やはりこちらもBlu−rayで観たいものです。
dream Boy meets Girl -full story- [DVD]
通常版のPVが実質約6分50秒、本DVD収録のロングバージョンが約8分50秒で
約2分間長いが、阿部絵里恵のオーディションがタップらしいこと以外は「?」の解決は
なく謎は謎のままで残った。(笑)
「謎の老人Xは何のため、どういう意味で登場しているのか?」
「真昼間に走りだした長谷部優が男に追いつくと夕暮れなのか?」
「13:34にメールを受けた山本紗也加の返信メールが何故20:06なのか?」等
以上は、結果的に、本DVDの中心がPVではなく、高本彩と中島麻未が進行する
メイキングであることが理解されると仕方ないと納得させられる。
進行の2人は「いい味」を出しているし、PV本編でも「おいしい役」どころであ
るので、両者のファンには絶対に買いだと思う。
最後にPVの演出に注文、ラストは「山本紗也加が背景に気がついて、笑顔で終わる」
という結末の方を見たかったと思うのは私だけであろうか。
WORLD ORDER
12/3(土)の「スマステ」で紹介されたとき,衝撃という言葉では足りないくらいの衝撃を受けた。正直に言えば,私は「WORLD ORDER」というグループを知らなかっただけでなく,須藤元気という人物でさえも,その名を聞いたことがある程度の認識しかなかった。それなのに,わずか数十秒の映像に目を疑い,心を奪われた。こんなにも芸術的な表現力をもった人達が日本にいたこと,しかも今から1年以上も前にこのCDが発売されていたことに,驚愕した。須藤元気という人物は,元格闘家とのことだが,このCDの作詞作曲も担当しており,その才能は十分プロとして通用する。しかも,それだけでなく,DVDに収録されている映像を見れば,その表現力の素晴らしさに圧倒される。とにかく,映像を見てもらうしかないのだが,私がこのPVを見て最も驚いたことは,「誰の真似でもない」ということである。現代の流行の音楽なり言葉なりを取り入れて,それっぽいものを作ったという節がまったく感じられないのである。作詞,作曲,そして映像についても限りなく「オリジナル」で,今まで見たこともない映像なのである。しかもそれでいて,そのオリジナリティには,高い芸術性がある。だから,誰も彼らには追いつけるはずがないのである。彼らこそ本当の芸術家である。
そして,具体的に言えば,私は「WORLD ORDER」という曲も好きだが「MIND SHIFT」の曲とPVがとてつもなく気に入っている。「MIND SHIFT」のPVは,この10年くらいで見たPVの中では最も素晴らしいと感じた。そして,その音楽性も素晴らしい。本当に元格闘家の須藤元気が作ったのかと,今でも信じられない。「WORLD ORDER」「MIND SHIFT」の詞や曲は,現時点で小室哲哉や中田ヤスタカと肩を並べている。いや,それ以上と言っても過言ではない。特に曲に関しては,とても音楽の素人が作れるような音の選び方ではない。ちゃんと音楽の理屈を理解していなければ,このような音楽は作れないはずなのだ。だから,今でも本当に信じられない。音楽の才能だけでも,十分素晴らしいのに,それに加えて,元格闘家,そしてPVでのパフォーマンスである。これでは,誰も追いつけるはずがない。
とにかく,このCDを購入して,曲を聴き,PVを見て欲しい。このPVを見て,何も感じない人は,感性ゼロの可哀想な人である。そう言い切れる。「MIND SHIFT」は,何度見ても鳥肌が立つ。