ALWAYS 三丁目の夕日'64 DVD通常版
1は大名作です。泣きました。
しかし、2は1の惰性で、特にキャスティングが、ごった煮で、何かに作らされた、作ってしまったかの作品で、もう続編は無い、たとえ出来ても、もう1の空気には戻れないと思っていました。
そして、3が製作され公開されると聞いて、ダメだろうとは思ったが、やはり1に敬意を表して見ないわけにはいかないので、期待はせずに、どうなったか興味で見に行きました。
しかし・・・、泣きました。笑いました。そう、そこには1の三丁目が在りました。あの三丁目のその後が在りました。よくぞ戻ってくれました。でもそれには2の教訓があったからかもしれません。2での反省が無ければ3の復活はなかったでしょう。ALWAYSは人間ドラマです。だから、ALWAYSも塞翁が馬ですね。次作はあるのでしょうか?個人的に、私が生まれた40年代がどう描かれるのか見てみたいです。
ALWAYS 三丁目の夕日'64 Blu-ray豪華版
(※少しネ タバレが有ります)
第 1 作目&2 作目共に素晴らしい作品だったため、3 作目の公開を心待ちにしていました。
懐かしい三 丁目の住人たちが、ついに帰ってきました!
変わらない温かみのある世界観に、心がじんわりと温かい気持ちになれる優しいサウンド。
鈴木オートが進化している!一平くんが滅茶苦茶大きくなっている!と、冒頭からすぐに三 丁目の
世界観に引き込まれました。
舞台は東京オリンピックが開催された、昭和 39 年(1964 年)。
ビルや高速道路の建設ラッシュで熱気に満ち溢れた東京を舞台に、下町で暮らす個性豊かな住民たちの生活が描かれています。
成長した六ちゃんの恋に、オリンピックを間近に控え、活気溢れる町の住人たち。
中でも特に竜之介の父親の真実の思いの描写には、非常に心を打たれました。
古き良き時代の、あまりにも不器用過ぎる父親と息子。
生 前に直接伝えることが叶わなかった真実の思いに、涙が溢れました。
そして何よりも一番の見所は、竜之介と淳之介のそれぞれの旅立ちでしょう。
まだこれからも家族三人で暮らし続けてほしいとも思いつつ、それでは駄目なのだと思わされる切ない決別。
これからは二人が「作家」という同じ舞台での宿敵として切磋琢磨して行くのだろうと思うと、高揚感が止まらない。
それぞれの道へ旅立つ姿がまるで明るい未来を照らし出しているかのようで、一抹の寂しさの中にも希望を持たずには
いられないような安堵感及び期待感を感じました。
自分はまだ生まれる前の時代のため、東京オリンピックでの日本選手の活躍は全く知りません。
自宅にお風呂があるのが当たり前な時代しか知らないため、この映画の中のような生活は全く経験がありません。
であるのにも拘らず、何故か不思議と懐かしさを感じてしまう。
現代の飽食の時代とは異なり、贅沢な物資や娯楽もさほどなく、決して生活も豊かではないのに
「こんな時代で生活してみたい!」と思わせるような不思議な魅力が詰まっている。
現代の日本人が忘れかけている、大切なものを思い出させてくれるような気がしました。
余談ですが、三 作目はひときわ鈴木オートのキャラが冴え渡っていたと思います(笑)
要所要所で、相も変わらずの抜群の存在感。
映画館全体が爆笑の渦で、とても楽しめました。
久し振りに、心底心を打たれた映画に出合いました。
館内では老若男女、様々な世代の人が映画を鑑賞していました。
中でも特に、40〜50 歳代ぐらいの方が最も多かったと思います。
近くの席に座っていた、お一人で来られていた50 歳代ぐらいの男性が号泣していたのが
とても印象的でした。
あれぐらいの年代の男性が号泣してしまうような映画は、そう多くないと思います。
それだけ「ALWAYS 三 丁目の夕日」が、とても良い映画なのでしょうね。
多くの人に観てもらいたい、素晴らしい名作だと思います。
猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)
なんだか涙腺が、幸せな気分で、ゆるくなるような小説でした。
序盤は、主人公のイケてなさに読むのをやめようかとおもいつつ、徐々に主人公のキレのある会話や行動、展開に読むのをやめれなくなりました。
話は先が読めるけど、愛が多分に含まれた毒のような会話がこの小説の読みどころかと思いました。
面白かったです。
分岐点
吉岡秀隆さんの今の演技の実力が、若い頃の心の渇望や葛藤から来たものなのかな?と思える作詞に感じます。私は特に「月」は韻から明へのアレンジが素敵で、ファンへのメッセージにも聞こえます。吉岡さんの内面を知るのに役立つアルバムです。
海は見ていた [VHS]
深川の遊郭を舞台にした話です。清水美砂、久しぶりに見たけれど、とても格好いいあねさんでした。気が強いつみきみほ、優しい遠野凪子とそれぞれが個性のある役で、かけあいも面白かったです。あねさんたちが着る衣装も個性的。皆が何かをしょっていて、それなりに苦労も悩みも恋もある。その中で生きていくということの力強さを感じました。お話はわりにたんたんとしている印象ですが、それぞれの人物の気持ちが出ていて心に残る話でした。