愛と誠(1) (講談社漫画文庫)
オリジナルの単行本より小さなサイズでの復刻版。意外にこれが悪くない。
絵も、原画がかなり傷んでいたとのことで、かなり修復されていて、感動を蘇らせるのに一役買っている。
オリジナルを持っているので買うのをためらったが、思い切って買ってよかった。
あの頃映画 「愛と誠 シリーズ3部作<3枚組>」 [DVD]
西城秀樹が好きなので、ビデオの時から何度も見直してました
逆に当時は「続 愛と誠」の存在を知りませんでした
何故か「完結編」は知ってましたが、これも未見でしたので
安価でこういうセット販売されるのは嬉しい限りです
・・・が、ラストは観るべきだったのか、観ない方が良かったのか・・・
やはりマンガ版が1番ですが、役者は芝居は兎も角雰囲気は良いです!!
マンガ版の実写は〜云々とか言いますが、当時の劇場版あしたのジョーも
この作品も個人的にはアリだと思います。楽しめました!
壬生義士伝(4) (KCデラックス)
短命に終った角川書店の青年向けコミック誌「コミック・チャージ」から講談社「別冊少年マガジン」誌に移籍後もゆったりとしたペースながら描き続けてられている名作です。
4巻の内容は前巻より引き続き、題名から連想される新撰組の話からは離れて幕末の南部藩の武士である主人公親子が持つ時代と身分を乗り越えた人間としての含羞、優しさ、高潔さを描いて居ます。
同時にその徳高さのみでは乗り越えられなかった時代のうねりと、有能でも人道を疎かにした人物に対する厳しい断罪、幕末に繰り返し東北の藩を襲った飢饉の凄惨さ、朝敵となった南部藩士達が辿った過酷な運命もしっかりと描写されています。
浅田次郎氏原作の素晴らしさと、すでにデビュー40年以上を超えているながやす巧氏のまったく瑞々しさを失わないペンの冴えにただただ感動の一編。
大いにお薦めです。