イノセンス オリジナル・サウンドトラック
解説は既になされている様ですが、感想をひとつ。
押井監督が放つ強烈な『イノセンス』を支えるに足る音源は、やはり川井憲次しか駄目なのか?そう思えます。
偶然にも、伊藤君子のファンですが、まさか『FOLLOW ME』がテーマソングに選ばれるとは...。しかも新たな、川井アレンジで還ってくるとは思いもかけませんでした。
そして新曲『River of Crystals』のおまけ付き。この曲では教授の娘さんが作詞してます。とにかく伊藤君子が聞けるだけで、買でした。
それと、伊藤君子が歌う主題歌『FOLLOW ME』は川井アレンジの劇場版が収録されています。過去の彼女のアルバムに収録されていて、イノセントの予告編で使用されていた『FOLLOW ME』とは違います。(版権が絡んでいるんでしょうね。)
また、シングルに収録されている方も川井アレンジです。念のため。
なお、伊藤君子さんはアルバム『フォロー・ミー』で全米R&R誌、コンテンポラリー・ジャズ部門の17位に1989年6月にランク・イン。日本人初の快挙を成し遂げてます。
LAST FOREVER Tokyo Bunka Kaikan 11.02.2008[DVD]
このDVDが出るまで、”原 信夫とシャープスフラッツ”を知りませんでした。
テレビに原 信夫さんがが引退されるということで出演されていて、そのお人柄に惹かれ、すぐ購入しました。
普段は、Sound Horizonとか聴いてますw
クラシック、オーディオは少し興味があります。
幾度と無く、その後聞いていますが、DVDとは思えない音がします。
SACDが出ているのを知って、どんなに上回る音だろうとドキドキします。
原 信夫さま、お疲れ様でした。
素晴らしい音楽を、新参者にもありがとうございました。
Once You've been in Love
「日本語でぜひ歌いたい」という伊藤君子の言葉に、その実現を何年待っただろう。
日本人の作曲家が作ったメロディーに日本語の歌詞、それを伊藤君子が歌うという待望の組み合わせが実現した。作曲は武満徹、作詞は谷川俊太郎という最高の組み合わせ。ほかの曲はビッグバンド(7曲)やトリオ(4曲)と共演していてそれもいいのだけれど(気に入ったのはアルバムタイトル曲)、「MIYOTA」は小曽根真のピアノとのデュオ。組んで15年になるのだそうだが、ますます磨きがかかっていい感じである。ぜひ、じっくり聴いてみてほしい。
ライヴ・イン・ニューヨーク 1994 [DVD]
ベテラン・ジャズ・シンガー伊藤君子が94年3月24日にニューヨークのジャパン・ソサエティー・ホールで行なったライブの映像作品。
選曲は「All Of Me」のようなジャズのスタンダードナンバーからビートルズの「Love」、ビリー・ジョエルの「New York State Of Mind」、サイモン&カーファンクルの「明日に架ける橋」などポップスのカバーまで幅広く聴きやすい。
NY ALL STARSのバンド名通り、ニューヨークのファースト・コールのミュージシャン達がバックを固めている。80年代からニューヨークのトップ・ミュージシャンを起用し続けていた伊藤ならではの人選と言えるだろう。
ガッド、キューバと並んでいるとガッド・ギャングあたりを彷彿とさせるような顔ぶれだ。そのためだろうか野力奏一のローズはかなりリチャード・ティーっぽく弾いているように聴こえる。
そのつわもの揃いのミュージシャンの中でも光っているのはギターのジョン・トロペイの演奏だ。
古くはデオダートのサポートから最近でも精力的にリーダーアルバムをリリースするトロペイだが、ここでは「New York State Of Mind」でのソロなど随所で渋いプレイを聴くことができる。
主役、伊藤君子の歌のハイライトは何と言っても「明日に架ける橋」だろう。ソウルフルなバックのリズムに乗ってゴスペル風にアレンジされた曲を力強く歌い上げ、コンサートの最後を飾っている。
伊藤君子(vocal)
Ronnie Cubar(sax)
John Tropea(g)
野力奏一(kb)
Will Lee(bass)
Steve Gadd(drums)
Ralph MacDonald(perc)