NHK大河ドラマ 秀吉 完全版 第壱集 [DVD]
このドラマが放送されていた1996年はまだ2歳のころで、戦国時代に興味を持ち始めたころに総集編をやっていたので見てみてこのドラマの素晴らしさに引き込まれました。
何故DVD化されないかと不思議に思っていましたが、2012年遂に待望のDVD化!この作品の醍醐味は何と言っても秀吉・信長・光秀の三人が織りなす独特の世界観です。
前へ前へと自分を売り込む秀吉に、「出すぎじゃ!」と一喝する信長。そんな秀吉に対し、自分にはない才能を持っていると認める仲間かつライバルである光秀。そんな三人に共通の大事件である本能寺の変をきっかけに三人の運命が一変する、といった感じです。また、秀吉を陰ながら支える小一郎ことのちの秀長や母のなかの存在も物語の重要な一つです。
完全版第壱集・第弐集合わせて6万円となかなかの値段ではありますが、それを感じさせないような納得の内容です!
TVアニメーション「戦国BASARA弐」戦国トラベルナビ~大阪・岐阜編~
第一弾「奥州編」、第二弾「上田編」に続く、第三弾の豊臣主従、「岐阜・大坂編」!!!
戦国BASARA『弐』といえば、秀吉・半兵衛を除いて語ることはできないので、
ほんとうにこのCD待ち望んでいました。
やっぱり第二弾の一人語りよりもコンビでめぐる趣向の方が楽しかったです。
ブックレットもあいかわらず充実しているし、ゆかりのある史跡とともに置鮎さんや石田さんが写っていて、
とても行ってみたくなります。
半兵衛ゆかりの地、岐阜はものすごい天候で大変な様子が伝わってきますが、絵的にはとてもきれいです。
説明文も端的で読みやすいです。
前2作と同様、音声では紹介されていない場所もありましたが、その代わりブックレットで補完されてます。
正直、前作同様全部入れて欲しかったというのが本音ですが、
わりといつも仏頂面の石田さんが、置鮎さんと一緒だからか、結構いろいろな表情をされているので大満足です。
大坂城の前で、トラベルナビ恒例の、ジャケットと同じポーズを取られている置鮎さんと石田さんや、
秀吉と言えば『遠近法』、と遊びを取り入れた写真も楽しいです。
石田さんの語る半兵衛の史実がおもしろくてひきこまれました。
ただ単に説明するだけではなく、BASARAの世界観を織り交ぜた考察なんかも交えたりして、
とてもユニークでおもしろかったです。
語り口調が、かつて携帯コンテンツで配信されていた「越前屋」みたいな感じで、
その時は石田さん一人でしたが、そこに置鮎さんの合いの手が加わって本当におもしろかったです。
名セリフコーナーでは、セリフを行った後の、石田さんの半兵衛に対する愛情がすごく感じられて楽しかったです。
秀吉といえば、大坂城。
地元なので、そうそう、とうなづきながら聴いていました。
秀吉公の前で雄たけぶ名セリフコーナー。それにすかさずつっこむ石田さん。
にやにやしっぱなしでした。
大坂城クイズは、自分でも行ったことがあるのにあまり正解できず、あらためて歴史に興味が持てました。
そして、大坂城内の豊臣秀吉についての展示が充実しているんだな、と収録トラックを見て思いました。
なんやかんやとだだをこねたり、いつものように屁理屈を言う石田さんに、
冷静につっこみをいれたりすっぱり切っちゃう置鮎さんとのトークが絶妙でした。
もう1時間強の収録時間があっという間で、大満足です。
「劇場版 戦国BASARA 戦国トラベルナビ〜関ヶ原編〜」も発売決定したことですし、
…ここまできたら、BASARAファンとしては欲が出てきました。
謙信とかすががめぐる「越後編」、前田夫婦と慶次の「加賀編」、そして「瀬戸内編」!
BASARAに登場する各武将のトラベルナビCDを続々と発売してほしいです。
太閤立志伝 4
コーエーの定番 太閤立志伝シリーズの四作目。三が不発だったため、今作に期待がかかったが、それに答える出来になっている。わかりやすいチュートリアルや、内政はミニゲーム、合戦はカードゲーム方式とゲーム満載のゲームといえる。が、無骨な戦国ワールドが楽しみたいという方にはおすすめできない。ほんとにこれ戦国か、というくらい花がある。しかしまあ、歴史がわからないという人も十分楽しめるし、これをコーエーワールドの入るきっかけにできると思う。
新史太閤記 (上巻) (新潮文庫)
「人たらし」秀吉の話。
国盗り物語とは違った視点でなかなか楽しい。
司馬遼太郎は秀吉が好きなんだろうなぁってのがにじみ出てるような作品です。
結構えぐいこともやってるはずなんだけど「明るい」からオッケー、みたいなw
信長の死後しばらくの部分はやっぱ書きづらかったのか、
秀吉の心理描写がかなり減ってるのが気になった。
そのへんの葛藤とかをもうちょっと書ききって欲しかったな〜
最後は家康が軍門に下るところで終わり。
でもまあ、あえてそこで切るのもありそうでそんなないので良いんじゃないかな。
国盗りのときも思ったけど、信長やら秀吉やらを文庫二冊くらいの分量で
書くのは結構辛いものがあるなぁと。
その意味では秀吉の光の部分だけに当てたテーマだと思えば、
良くまとまっていて面白かったです。