駿河城御前試合 (徳間文庫)
11の試合に登場する人々の、そこに到る経緯、生い立ちなどをかたり、
その後、死闘が始まるというという形態がとられています。
「剣術」の描かれ方は精神性を重視し、武士の神聖な作法と位置づけられ、血なまぐさい描写は無かったそうだが、
昭和30年前後から剣客・忍軍を題材にした「綺麗ごと」を廃した「殺人集団」のもつ技術と描かれ始めたらしい。
この作品もその流れを汲む作品だそうです(あとがきより抜粋)
個人的にシグルイ(無明逆流れ)に関しては、コミック版の方に軍配をあげます。
11試合、全体として見た場合には、十分に読み応えのある、楽しい小説でした。
シグルイ オリジナルサウンドトラック
極めてフェティッシュでディープな作品「シグルイ」のサントラにふさわしい名盤。
曲を担当するのは
大ヒットしたアニメ映画「時をかける少女」や
WOWOW放映のアート性の高いアニメ「カイバ」などを手がけた吉田潔。
しかし今回のサウンド、今までの作品とは全く趣が異なります。
和楽器やホーミーを使った聴いたことのないオリジナリティあふれるサウンド、
非常に明確で広い音場感。
聴いたらド肝を抜かされること間違いなし。
余りサントラという枠で捉えるべきではなく、
音全体に統一感と曲の個性を両立もしっかりと出来ており、
音楽アルバムとしての完成度は非常に高いです。
珍しい音を探している方、
こだわり抜いた音を探している方、
オススメです(≧∇≦)b
腕~駿河城御前試合~ 1 (SPコミックス)
私は『シグルイ』を読み、結末が待ち切れず、原作を読んだ口です。
そして、あまりにもあっさりした原作に驚きましたが、
『腕』はその原作に忠実です。
この感じだと3巻くらいで原作をすべて描ききれそうなので、
『シグルイ』でネタ振りされながら、描かれなかったエピソードの
続きが知りたい人におすすめです。
『シグルイ』はしばらく続きをやらなそうですし。
なお、原作とは話の順番が変わっていますが、意図は不明です。
S.H.フィギュアーツ 強化外骨格 零 -最終局面- 限定品
こういうコアなファン向けアイテムはWEB限定でも仕方ないと思いますが台座の台詞の字が間違っていたりどうにも詰めが甘い印象です。
覚悟の頭部はサンプル画像の物とは別物で全く似ていません、エッチング製の眼鏡もしっかりと装着されずにポロポロ落ちます、しかもいとも簡単にひん曲がります。
腹部、腕部包帯は原作通りに作ってありますが血の痕が無いので非常に淡白です。
左右赤熱化ハンドは通常の零にも装着可能で遊べる仕様ですが各パーツがポロポロ外れ易かった所は改善されていません。
ファンの方は通常受注で手に入れているかもしれませんが手に入れ損なった人はもう少し価格が落ち着いてからでも遅くは無いと思います。
覚悟のススメ 1 (チャンピオンREDコミックス)
落ち着いて考えれば実にオーソドックスな少年漫画。
だが脅威の画力と世界観の構成がこの作品の魅力を何十倍にもしている。
名言も単行本一冊でお腹一杯なほどだだ漏れる。
劇画故に「引く」人もいそうだが、通して読んだときの極上の感覚は一級品。
十一巻完結と、その気になればサクっと読める。
必読!