ヴェリー・ベスト・オブ・バッドフィンガー
ウイズアウト・ユーを聴くたび思う、ハムもエヴァンスも生きていれば、この曲の印税だけで、生活のことを気にせず、自由に音楽活動ができ、さらに名作を残しただろうに…。
たしかに、恋の嵐、デイ・アフター・デイ、というヒット曲はある。しかしそれだけではないということが、このベストを聴けばよくわかってもらえると思う。レーベルを越えて、よくぞいい曲ばかり選曲してくれたものです。
アルバムの中の曲や、当時未発表だった曲も収録されていて、またそれがシングル・ヒットしそうなレベルに思え、マネジメントさえしっかりしていたら、このバンドはもっと成功したのにと悔やんでしまいます。
レビューというよりも、ぐちになりましたね。でも、聴いて欲しいなぁ。このベストは、ちょうどいい!入門編になります。
ラスト19曲目は、名曲です。
セイ・ノー・モア
中心メンバーのピート・ハムを失って以降の彼らのカタログは、一般的に「注目するに値しない」とでもいうかのような扱いを受け続け、音源自体も入手困難な状態だったわけで、こうして再発売されたことを喜ぶと同時に、再評価が進んでくれることを期待したい。
トム・エヴァンスも、このアルバム発表から数年するとピートに続いて自らの命を絶ってしまい、バッドフィンガーとしての命運はほぼ絶たれてしまう(残ったジョーイ・モランドがバンド名を存続させて活動は続けているが)わけで、そう思うとトムの提供している曲に妙な感慨が沸いてしまう。特に「ロックンロール・コントラクト」はハードだがメロディが魅力的で、この時期の彼らの音楽性を象徴する佳曲で、個人的に愛聴している。
Without You: The Tragic Story of Badfinger
存在は前から知っていましたが、読んで(見て)ビックリ!
僕のもっとも好きなロックグループの伝記です。
Badfingerの命名の由来からして諸説あること知ってましたか?
著者の圧倒的な取材力には脱帽です。
ファンならぜひ持っていてほしい一冊です。
BeveryやAnn、それにPeteraなどといった
Pete Hamゆかりの女性の写真はこれですべて見られます。
おまけのCDもここでしか聴けない曲もあるので
ファン必聴でしょう。
あとは僕に英語の理解力があれば言う事ないのですが(笑)乞う日本語版!
Very Best of Badfinger
アップルとしては、メアリーホプキン、ピリープレストン、ジェームステイラーと並んで成功したアーチスト。1、2、5、6はヒットした懐かしい曲。特に6は私の一番のお気に入りなんですが「アンソロジー3」のポールバージョンでお馴染み、ほとんど一緒です。12はニルソンで有名な名曲、ニルソンの方が良いと思うのは私だけではないと思いますよ。アップルからは4枚のアルバムが出ていますが1枚で済ますのならお勧めです。・・・がやっぱりアルバム「マジッククリスチャンミュージック」「ノーダイス」は聴いてほしい!