日本沈没 第二部〈下〉 (小学館文庫)
「異変」が起こるまでの日本国、日本人・・・それが日本沈没 (上巻) (下巻)だった。
あれから30年余り。
なんとしても異変以後の日本人を書きたかった筆者、小松左京氏。谷甲州氏、森下一仁氏のサポートを受けながら「世紀の巨編を完結」。それが日本沈没 第二部〈上〉〈下〉
ストーリーは「異変から25年」の設定から始まる。
内容は更に世界的に広がりを見せ、気がつけば「地球規模」の展開を見せていた。
国土を失った日本人達。・・・私の頭をかすめたのは、今現存している「イスラエル国」「イスラエル人」。何世紀にもわたって生きてきている流浪の民たち。思った通り「さまよえる日本人達」に、大きな影響を及ぼしていた。一つあきらかに異なる点・・それは、神、仏、なんでも拝んでしまう日本人の特性。それが他国との摩擦を小さくしていた一方で、むしろ「勤勉な人種」であることが、他国の民との摩擦になっていたりしている。
国家は何処へ??
「終章・竜の飛翔」・・・・には夢と絶望が同居していた。
日本沈没・全4冊。地球規模の政治や社会に関わりながら進む、大いに読み応えのある作品だった。
日本沈没 第二部〈上〉 (小学館文庫)
だれもが知っている「日本沈没」。
第一部の最後で「第一部 完」とあり、作者も第二部を書くと言っていたはずだったのに、
なかなか発表されなかった。
30年以上経って、小松左京×谷甲州というタッグでの刊行。
さすが谷甲州。
小松左京の代表作を見事に続編を書きあげてくれました。
ただただ、感心するばかり。
ブームにはならなかったが、第一部の映画リメイクにあわせて、
第二部執筆の予定を忘れずによく書いてくれた。
コアなファンには、たまらない作品。
NATURE RHYTHM
購入した時はそれほどファンでもなかったのですが、
TVで流れていた『輪になって踊ろう』が気に入って、即購入しちゃいました♪
元気になれるし、良いですよ♪他の曲も結構ノリが良くってカラオケで活躍してます。
オマケのミニ写真集?のような日記帳が、ファンには垂涎ものではないでしょうか??
THE DAY DRAGGED ON
1stミニであるこのアルバムには変にもったいぶったりしないロック魂が詰まってる。1曲目の冒頭から引き込まれるベースライン。ただひたすらガガガガっと鳴り響くギターサウンドとドラム。そしてまだ荒い、というかワイルドな感じのするVo降谷の声。
最近のDAしか聞いたことのない人には是非、手にして聴いてみて欲しいブツ。今のそれとは全く違う音楽性に驚くだろう。
NOVA 7---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
■日本SFの新作短篇が読める競作シリーズ『NOVA』。第1集には芥川賞作家・円城塔も参加していた。
■本書は待望の第7集。
■とぼけた味わいの北野勇作「社内肝試し大会に関するメモ」、空中に羽ばたくトビスミレなど謎の新種植物をめぐる藤田雅矢「植物標本集」、簡単な学習機能を備えたファーストフード店の客寄せロボットに自我が芽生えてそれが悲しい結末を迎える片瀬二郎「サムライ・ポテト」等、全10作品を収める。