ウィズダム~夢のかけら~ [VHS]
犯罪者なのに、正義の味方のような
ヒーローになってゆくのが面白かった。
でも、理想だけでは生きられない。
弾のない銃を持ったり、パンを食べたり、
「しかたなかったんだ」っていう結末が切ない。
エミリオ・エステベスも、デミ・ムーアも、
若くて、とても生き生きして、魅力的でした。
特にデミ。強いイメージがあったのに、
とってもキュートで可愛らしかったです。
チャーリー・シーンのチョイ役にフフフ・・。
バーカー屋の店長さんがツボでした(笑)。
セント・エルモス・ファイアー [DVD]
デミ・ムーア、エミリオ・エステベスらの出世作となった青春映画。
大学を卒業した仲良し7人組の青春を描いている。
観る人それぞれに自分の経験を重ね合わせ、
感じる部分があるのではないかと思う。
手元において、時々観かえすと、
自分の成長にあわせて、また新たな側面が見えてくる。
そんな作品だと思う。
スカーレット・レター【字幕版】 [VHS]
ここまで人を愛した事があるか?と問いかけられているようです。こういう映画を見るとそこいらのちゃらちゃらした恋愛なんて愛とは呼べない~と思えてきます。個人的にはキャストを代えてくれ~って気もしますがストーリー他はよかったです。不倫もここまで貫くと不倫じゃなくなりそう。一途な愛、与えても見返りを求めない愛、犠牲の愛、永遠の愛・・・に生きる女性へスターは愛ゆえに強い、”女は弱しされど母は強し”というが、彼女の場合は”女は強しさらに母は強し”だ。幾多の困難、危険、迫害をのりこえ結ばれる、真実の愛は何にも揺るがないということを見せてくれました。26年作の映画も機会があれば観たいと思っています。原作を知る知人は断然!原作!と叫んでいました。
ハリウッド・スタイル 幸運をつかむ言葉
明るい気持ちになりたくて、手に取った本。
久しぶりに、読んでよかったと思える本に出会えました。
ハリウッド映画の撮影現場で起こったエピソードをもとに、監督や俳優、プロデューサーたちのハートフルな言葉を紹介しています。
ハリウッドは厳しい世界だと思っていたのに、スターたちがこんなにハートフルだなんて驚きました。きっと人の気持ちを大切にする人こそが、厳しい世界でも成功できるってことなのでしょうね。
ちなみにこの本では、サクセスのためだけではなく、幸せに生きるためのヒントがたくさん紹介されています。
アリッサ・ミラノが考え出した『人に話を信じさせるテクニック』には笑いました。そして、その知恵に感嘆!
「教えてもらうことも大事だけど、やっぱり、勇気づけてもらうのが一番!」というデミ・ムーアの言葉には素直に共感できます。
私もこの本から勇気をもらえました。
ノートルダムの鐘 [DVD]
とにかく音楽のクオリティが非常に高い!
私は日本語で見るタイプの人間ですが、ここまでコーラスの美しさを最大に引き出した名曲が揃っているディズニーアニメはないんじゃ?と思ったほどです。
1曲目でぐっと引き込まれ(ディズニー定番の手法ですが)、ゴッド・ヘルプの日本語歌詞には感嘆のため息。
「ゴッドヘルプ救いを与えて……」
迫害されているジプシーが歌うからこそ胸に染みる一曲です。
悪役のフロロー判事が、善なのか悪なのか境目がわかりにくいのもポイント。
正直な話、カジモドを井戸に捨てようと本気で思えば出来たはず。でも、それをしなかった。
少しはこの人にも優しい部分があったのかもしれない……と思わずにはいられませんでした(超好意的解釈ですが)。
美女と野獣のガストンに何処か通じるところを感じさせるキャラです。
最後に☆−1の理由。
シナリオの詰めが甘い。説明不足と言うべきでしょうか??
私が初めてノートルダムの鐘を見たのは小学生のとき。知識がないから、何故ジプシーが迫害されているのか理由がわからない。
最後まで見たものの、面白味は全く感じませんでした。
この説明を何とか組み込めていたら、もっと幅広い年代層に受け入れられたのでは……と思うと少し残念。
実を言うと、同じ現象がポカホンタスでも起きていました(笑)
強いテーマや訴えを持った内容のディズニーアニメは、説明的部分を入れるべきです。
ギャグシーンが多いムーランやヘラクレスとわけが違うんだから……。