ファイアーエムブレム烈火の剣のあるきかた
クリアして2回目以降をプレイするにはとても役立つ本です。
キャラの支援やキャラの前編との関与が記載されており、烈火を極める為の本ですね
初めてプレイする妹の指南書になれば…と買いましたが妹には、あまり役立たないと叱咤されました。
この本を参考にしながらやり込むには良いです
ファイアーエムブレムキャラクターズ 封印の剣&烈火の剣
封印&烈火の全てのメインキャラクターのイラストが掲載されており、加えてサントラCDに支援会話録までついているとは、まさにエレブ大陸の聖典と呼ぶに相応しい。
「封印」は水彩画を彷彿させる彩色の濃淡が絶妙で、「烈火」は瞳や衣服、装飾品の細かい書き込みが素晴らしい。
この調子で次は蒼炎&暁のイラスト集を出してほしいです。
ファイアーエムブレム 烈火の剣
まず基本的なFEの要素を踏襲した上で、前作封印のシステム的な不満を解消しているのでとても遊びやすいです。
リン編、エリウッド編、ヘクトル編という3つの物語が用意されています。リン編は全く別の話で独立していて、エリウッド編とヘクトル編は物語自体は同じですがそれぞれ別の主人公の視点で話が進んでいきます。同じ物語でも裏舞台が楽しめて2度おいしい感じです。
そしてゲームバランスが絶妙な上に間口が広い。リン編はチュートリアル的な存在で、ヘクトル編が高難易度モードという位置づけ。さらにそれぞれがノーマル・ハードの2段階の難易度に細分化されている間口の広さ。
前作と話は繋がっていますが、前作を遊んでいなくても大丈夫なように物語が展開します。それでいて前作を遊んでいると「おおっ」と思わせる要素が散りばめられているのも絶妙。
ちなみに本作の世界設定は前作の約20年前です。そのためか、国同士の激しい戦争は起こらず物語のメインは主人公3人の冒険物語。
とはいえ別にそれがつまらなかったり破綻していたりしたわけではないため、特にこだわりがなければ問題ないと思います。
新システムについてですが、軍師としてプレイヤーが物語に関わることができます。が、これには特にグラフィックはなく喋りもしないので忘れられがち。
リン編以外はそれほど物語に絡んでくるわけでもありません。ただプレイヤーがFEの世界観に入り込む立場になるというのは革新的。ゲーム内のキャラがちょくちょくプレイヤーに話しかけてくれます。
そして天候が変化するという要素もありましたが、これまた影が薄いというか、敵も味方も移動力が減るせいで正直邪魔なだけだった印象のほうが強いです。
その他の点については、支援会話も前作同様健在です。しかも本作は前作と異なり1度見た支援会話をいつでも閲覧できるモードが用意されているため、ずっと集めがいがあります。
通信闘技場も健在、秘密の店(レアアイテムが売られる店)も健在。ただし封印と異なり能力上昇アイテムは売られていないので、お気に入りキャラにアイテムを使いまくって…という事はできません。
サウンドモードも健在、しかも前作より曲選択のインタフェースが良くなっています。やはり前作に比べて全体的に遊びやすくなっているのが分かると思います。
目立った新要素は思いつきませんが目立った不満点も特に見つからず、完成度ではFEの中でも上位かも、という作品。変化こそ至上というわけでもないですし、シリーズ未経験者にもオススメ。
ただその場合、本作のような冒険物語的な展開がシリーズではむしろ珍しいということは、知っておいたほうがいいかもしれません。
ファイアーエムブレム封印の剣のあるきかた
レビューのタイトル通りに感じました。
というのもこの本、一般的な攻略情報を扱ったものとは違います。
あらゆる角度から 「ファイアーエムブレム封印の剣」 のやり込みを検証した内容となっているのですね。
我々、プレイヤーが考えたこともないような遊び方も載っており、読んでいるだけでも
飽きることがありませんでした。
個人的にこの本で掲載されている情報の中で一番有益なものは、
支援会話が発生するターン数でしょうか。
この封印の剣の後の作品である烈火の剣と聖魔の光石は、
クリア後にて支援会話集として閲覧ができますので、そこでどのキャラ同士が支援を組むこと
ができるかが分かります。
ですが、封印の剣はクリア後も閲覧不可ですので、それが分かりません。
この情報によって、望まない支援を組まざるを得ないという不測の事態を避ける
ことができるようになったので、私自身は大変参考になりましたね。
この他にも様々な情報が載っていますので、封印の剣をやり込みたいという方には
文句なしにお勧めできますね。
ファイアーエムブレム 封印の剣
FEシリーズはGBAで発売されたものだけで3作、発売順に封印の剣(本作)、烈火の剣、聖魔の光石があります。どれから挑戦しようか悩むかもしれません。
そこで、本作のレビューに入る前に3作を簡単に比較してみたので、参考までに。
遊びやすさはシリーズを追うごとに若干ずつですが改良されています。つまり、1作目である本作は遊びやすさでほんの少し劣る。戦闘準備画面でアイテムが使えない、とかそんな程度なんですけどね。
一方、難易度はシリーズを追うごとに下がります。まあ難易度を選択できるので一概には言えないんですけど、3作の標準的な難易度をプレイした印象では発売が前のものほど難しく感じました。
初心者が本作に挑戦して、難易度の高さから自分に合わないと誤解をしてはもったいないし、上級者が3作目に挑んで「簡単すぎる」と歯応えを感じられないのも残念。
自身のSRPGへの慣れ具合、腕前を1度考慮してみるのも後悔しないためのポイント。
3作は、そもそも登場人物から異なるので、全く別の話だと思ってもらっても大丈夫です。
ただ、1作目と2作目は舞台が同じであるため、一部に同じ人物が登場したり、関連が存在したりします。とはいえ両方遊ばないと楽しめないということはなく一作完結で楽しめるので大丈夫。
大筋を言えば、1作目は国同士の戦争、2作目は主人公達の冒険が物語の主な流れ。3作目は中盤までこそ国同士の戦争ですが終盤は人ではなく魔物を相手に戦います。
イラスト等も公式ページに掲載されているので、これらも併せて比較し、自分の肌に合いそうな作品を選ぶのが一番だと思いますよ。
どれを遊んでも、FEの基本システムは踏襲されているので、問題なくFEシリーズの面白さに触れることができます。
まあ、シリーズファンとしては「どうせ全部面白いんだから3作とも遊んじゃえ!」と言いたいのが本音なんですけど(笑)。それなりにお金も時間も必要になりますから、まずは一番面白そうだと感じた作品から取り掛かるのがいいでしょうね。
さて、本作で注目したいのは「支援会話」です。条件を満たすことで特定の2キャラクター間で会話が発生し、相方の近くにいることで能力が上昇する効果を得られるというものです。
能力が上昇するため戦略上のメリットはもちろんあります。しかし「会話を行う」という その行為自体も、実は見逃せません。
FEは非常に多くのキャラクターが登場します(本作は味方だけで54人)。中には中々活躍できないキャラクターもいるのですが、そういった脇役達も丁寧な個性付けがされているので登場したっきり埋もれてしまうのは勿体ない。
この支援会話は、脇役に至るまでほぼ全てのキャラクターに用意されていて、様々な人間ドラマを覗く事ができるため、脇役達にも一層の愛着が沸くこと間違いナシです。
このシステム自体は以降のシリーズにも受け継がれていくこととなるのですが、本作の時点では不満点もあります。
前述した会話を発生させるための条件というのが「隣接数十ターン」と曲者で、意図的に発生させようとすると手間がかかります。これはGBAの3作に共通です。
そして、既に見た支援会話をコレクションして何度も見るということができません。これは2作目以降解消された、本作のみの不満点です。
あとは、歯応えを求める人には2周目以降より難易度の高いモードやエクストラマップが楽しめますし、慣れていない人にはチュートリアルも用意されています。
複雑なルールなどは前作トラキアに比べてだいぶ削がれているので、初心者でも入りやすいほうだと思います。全体面白いですよ。