墓場鬼太郎 BOX 【初回限定生産版】 [Blu-ray]
過去のアニメ化では社会批判を含みながらも鬼太郎=正義のヒーローというスタンスは崩れなかったのに対し、
本作の鬼太郎は最も妖怪らしい…否、人間達の中で生きるために人間の本性に近づいているといってもいい存在。
一族の最後の生き残りである事を考えれば自分本位に生き残ろうとするのも当たり前?
(育ての親の水木氏を見捨てる辺り、子供の視聴者の共感など完全に拒否!)
一方で鬼太郎シリーズ固有のテーマ、文明社会の中で汗くせしている現代人への皮肉や自然への哀愁も健在。
終盤には町の近代化も進み妖怪にとって住み難い世の中になっていくにも関らず
「生活は苦しいけど(地獄より)人間社会の方が、刺激があって面白い」と言って強かに生きていこうとする
鬼太郎&ねずみ男の存在が自然崇拝的思想の押し付けにならない絶妙の立ち位置になってくれています。
snow tears
悲しい歌です。
ずっと一緒だった大事な人が離れていく雪の寒さの中で,ただ自分の中に情熱があるだけの,その瞬間の歌です。
まだ届く,だから泣かないという気持ちが,激しい涙に変わり,声が枯れても,どうか届いてとそれだけを想う。
私は,詞に魅力を感じました。ほんの一瞬がよく表現されています。少し低めの声が詞に合っています。
インパクトは空色デイズの方が強かったけど,この曲でもまた新しい一面を知ることができたと思いました。
墓場鬼太郎 (4) (角川文庫―貸本まんが復刻版 (み18-10))
この墓場鬼太郎では、ねずみ男と鬼太郎はほとんど同格として扱われている。
ゲゲゲのほうでは、優等生の鬼太郎だが、墓場のほうがなんだか真実味のあるような気がするのは私だけだろうか。
池田首相の所得倍増計画なんて、私の生まれる前だが、
そんな前から子供たちに愛されていたのだということは、
鬼太郎ってやっぱり偉大な存在だと再認識した。