Lifetime
GRAPEVINEのアルバムはどれも素晴らしいが、『光について』のリリースで彼らの認知度が上がったことからこのアルバムは彼らの出世作といえるのではないでしょうか?『退屈の花』は割と歌詞が中性的でしたが、このアルバムはガッツリとしたロックサウンドを聴かせてくれます。バインの良さは某子ども達4人組バンドみたいにアンサンブル(弦楽器のみやピアノのみの曲でボーカル以外のメンバーが楽器に参加しない曲が多い)ではなく生楽器のみの演奏で今現在も変わらぬスタンスでいることです。メジャーとまではいかなくともバインには確固たるファンが多いのも納得がいきます、好きになると絶対にやめられなくなるバンドですよ♪
Talkin’Cheap
これいいよ?この時のイルの声が一番スキかな?みんないいけどやっぱこの時まだ正式メンバーじゃなかったSU(ウースー星人)さんが歌ってるサーチンがすてがたいね。まぁRIP好きな人はこれを聞かなきゃRIPを語れないね・・・。
夢の百姓―「正しい野菜づくり」で大儲けした男
このたぐいのビジネス書を読むのは、初めてだったが、
わたしは農家でもないが、とても詳しく解説がなされており、
楽しんで読むことができた。
農業もやはり、ビジネスなのだなぁ〜と実感できた本である。
どんな分野においても、向上心を求め、常に勉強が必要だと感じた。
青天白日
新進気鋭の写真家の手になる写真とのコラボレーションとしても
楽しめます。
非常に不思議な内容を事実そのままに記載なさっておいでで言葉
に対する感性はさすがとうならされました。
「私は苦しんでいる、言葉にできないくらい」
と、ソレすらも言葉にしなければ伝わらない私たちの生活の中で
言葉にならないもの、言葉にできないものをすら言葉に表現しよう
と続けた苦闘が、いつしか純粋な喜びにかわっていく過程が鮮やか
です。
時に強引すぎるほどの関連づけすら作者のもつ「物語」性の発露と
して楽しく拝見させていただきました。
もし芸術家が「神」を感じ、それを表現できたなら世界はどれほど
色鮮やかに美しく輝くでしょうか。
もし人が「神は私の中にある」「私が(あなたが)最初から神そ
のものだったのだ」と表現できたなら、世界はどれほど豊かになる
でしょう。
稀有な記録として、ぜひおすすめします。
手入れ文化と日本
同じ出版社から出ている『脳と自然と日本』に続く、
養老先生の講演録その2。
前回は12本収録、今回は8本収録だから、
各内容は、今回の方が長めと言えば長め。
(ちょっとした短いものがない)
ところで、ここに収録されている講演の論題の中から、
『手入れ文化と日本』を本のタイトルとして選んだのは
正解だったと思う。読めば折に触れ、
日本を眺める養老先生がその中から見つけ出してきた
『手入れ』という生き方=思想=文化を思い出すことができる。
良いタイトルだと思う。
テーマは、身体、教育、子ども、ことば、脳、自然、その他諸々で、
語調は熱くもなし冷たくもなし。
伝えようとすることを伝えるに足るだけのエネルギーでもって
自然な調子で語られる。
聴衆の方や学生さんとの質疑応答も収録されている。
内容に5段階で難易度レベルをつけるとすれば「3」かな。
10段階だと「6」。ただこれだとちょっと細かすぎるかもしれない。
そうだ、日本には『手入れ』があった。
読めばいろんなことが語られていて、
いろんなことを考えてみたりするのだが、
一息ついてこのタイトルを見ると、何だか少し前向きになれる。
タイトルに、星5つ。