Stories to Tell
全18曲中、11曲目までは過去の作品のアコースティックバージョン、12曲目からは他のアーティストに提供した曲のセルフカバーとなっていますが、過去にCD化された彼のアルバムには収録されていない曲が8曲(This I Promise Youのダブりを入れると9曲)もあるし、アコースティックバージョンも新鮮味があるので、古くからのファンでも全曲楽しめるし、はじめてRichardのアルバムを手にしようという方ならベスト盤に近いものとして楽しめると思います。
曲目ごとで見ると、過去の曲のアコースティックバージョンとしては"Keep Coming Back"のアレンジがカッコいいし、幻のアルバムSundownに収録されていた"Loved"は久々のバラードの秀作だ。David Fosterが自身のアルバムのタイトルとして使っている"Best of Me"も彼が共作として関わったものだとは知らなかったのでビックリです。
デュエット
2004年はレイ・チャールズのデュエットアルバムがウケたせいか、ケニーGも同様のデュエットアルバムをリリースした。今までのPOPS風の曲が多い彼にとっては、よりJAZZYで大人なムードを醸し出している。
なので、軽すぎるとケニーGから距離を置いていた人も、これならば聴き応えがあるかもしれない。
全編ウォルター・アナシェフが手がけているので、POPよりな雰囲気を想像されるかと思うが、それはご心配なく。バーブラ・ストライサンドやチャカ・カーンの成熟したボーカルが大人な世界観へ誘ってくれる。ノラ・ジョーンズのカバーやバート・バカラック本人を招いたアルフィーなど、インストものも良い出来のものが多くて、全編全てを気に入るというよりは、自分に合った作品を探して聞くと良いと思う。
意外なようで、期待していたのはOUTKASTのカバーのTHE WAY YOU MOVE。この作品はEARTH、WIND&FIREの影響が強いと考えていたので、グラミーで共演したように是非本人たちに歌って欲しいと望んでいたからだ。グルーヴ感が必要と感じたのか、プロデューサーにはウォルター・アナシェフの他にラファエル・サディーク(アテネオリンピック公式アルバムでもEARTH、WIND &FIREをプロデュース)も招き、アルバム中で最もリズミカルでグルーヴィーなナンバーだ。だが、やはらいこれはHIP HOPアルバムでないために、グルーヴ感は大人しくなり、EARTH、WIND&FIREのコーラスも何処か弱めなので、OUTKASTのオリジナルには遠く及ばないのが残念な限りだ。
I Love You
結婚式のBGM用として中古で1,000円で購入しました。もともと式場のおすすめリストに入っていたということもあり、大満足の内容でした。
若干あまりに有名すぎる曲もありましたが、聞いてて心地のよい素敵な曲ばかりでした。
結婚式のBGMでしっとりとした雰囲気にしたい方、おすすめです!!
保存版 青春の洋楽ヒッツ/ギター弾き語り大全集 不滅のスタンダードポップスを満載!! (Play on the Guitar)
選曲の基準は良くわかりませんが、40歳に近付く私が慣れ親しんだ洋楽ですので、楽しく、ラフに弾き語るのには適しています。何せ曲数が多いですから、友人と盛り上がるも良しです。「何でこの曲をギターで弾き語り?」というのもありますが、それも曲数が多いので許せます。イントロなどのアレンジはいまいちのところもあります。中級者が自分のスタイルでギターを弾いて遊ぶ分には良い本だと思います。
また歌いたくなってきました。では、ごきげんよう。